腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



先ほどヤホー!を見たら、トピックスの一番上に「アントニオ猪木さん死去79歳」と出てた。

ショックです。

園楽さんの死去もショックだったが、店主にとって猪木さんの方がインパクトが大きい。


高校を卒業してすぐに台湾へ行きました。

台湾に住んで3年、1988年の年です。

語学(中国語)もそこそこ話せるようになり、現地での生活にも慣れたそんな時、とあるバイトの話が来ました。

「新日本プロレスが台湾興行をするので、現地スタッフを募集している」

へぇ~!

面白そうだったので友人知人らと応募しました。

『台湾シリーズ・インターナショナルワールドリーグマッチ』と題され、台北、桃園、台南、高雄、彰化、基隆、そして再び台北と台湾をグルッと1周する興行に現地に住む日本人の若者(20人位いたと思う)が同行し、会場設営(パイプ椅子を並べる)やレスラーに付いて食事のアテンドをしたりしました。


その興行にはアントニオ猪木、坂口征二、長州力、藤原善明、マサ斎藤、木村健吾、小林邦明、越中詩郎、ビリー・ガスパー、ザ・タイガー、ビッグバン・ベイダー、スーパー・ストロング・マシーンなど有名選手が大勢いました。

当時は長州さんやマサ斎藤さんに近づくのも怖かった覚えがあります。

意外とビッグバン・ベイダーがお茶目だったりして(笑)

そして若手選手の中には佐々木健介の名前もありました。

猪木さんや坂口征二さん、長州さんらには偉い大人がしっかりアテンドしてましたが、現地でかき集めた20歳そこそこの若造らは若手選手と一緒に行動してました。

店主を含めた友人3~4人はジョージ高野さんと一緒でした。

体はもちろんムキムキなのに「吉田く~ん、何か美味しい物食べに連れてってよ~」とか「皆どこ行った~?」と常に誰かがそばにいないと不安がったので、我々バイト連中は彼のことを“寂しがり屋のジョージ”と密かに呼んでいました。

今思うと佐々木健介さんに付いておけばよかったかなぁ(笑)


試合中はリングサイドで待機していてヒールレスラーが観客席になだれ込んだ後のパイプ椅子を整えたりしてたので、セコンド気分で試合観戦できました。

まだ観客が入っていない試合前、リング上で入念にストレッチする猪木さんをモロ間近で見れたのは貴重な体験でした。

足首がシュッと細かったのを鮮明に覚えています。

確か猪木さんと我々現地スタッフ全員で撮った写真がどこかにあるはずだ。

今日帰ったら探してみよう。


アントニオ猪木さんのご冥福をお祈りいたします。


では、修理品のご紹介。
こちら↓

オメガ デ・ヴィル K18 クォーツ

東大阪市在住のS様所有。
分解掃除、回路コイル交換、電池交換、パッキン交換、防水検査(日常)を行いました。

オメガの紳士用ドレスウォッチ、デ・ヴィルのクォーツモデルです。
シンプルな2針にスクエアケースがドレッシー。
電池交換しても動かないということで回路交換を要しました。
S様大事にお使いくださいませ。


リング設営の職人さんに「君、タッパあるなぁ、プロレスに興味ないの?」と言われたが「痛いのちょっと苦手なんで」と言いました。
職人さん「歳はいくつ?」
店主「21です」
職人さん「あぁ、もうちょっと若かったらなぁ」


世が世なら北斗晶さんと一緒にコストコに買い物に行っていたかもしれない腕時計修理専門店トゥールビヨン店主

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