腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



昨日、ゴルフ行ってまいりました。泉州のミケルソン氏、従兄弟のデュバル君の3人でラウンド。
こちら↓
 右から店主、ミケルソン氏、デュバル君

結果は...店主1人惨敗! 無念。

しかし、自称晴れ男の面目躍如、最終ホールでパラパラ降ってきたかなと思ったくらいで、天気はなんとかセーフ。お風呂入って、さぁ、帰ろうかと外へ出たらジャジャ降り!ラッキー、ラッキー。

スコアの悪さを天気の理由に出来ないこの辛さ。(><)
頑張って基礎体力作りから始めます。とほほ。



で、気分転換に久々にお笑いネタを一つ。


店主、18歳から6年間台湾に語学留学しておりまして、その時のお話。
店主が住んでいたのは以前のブログにも書きましたが、“国際青年活動中心”という留学生や長短期旅行者などが利用するユースホステルのような所だったのですが、1階には図書館や食堂や売店があり、2階、3階は会議室や多目的室、4階から12階が居住区となっていました。
そこで6年暮らしていたのですが、数年経ったある日、1階のロビーに「日本語会話教室開催」と張り紙がしてありました。
「え!?日本語会話?誰が教えるの?」と興味津々で日本人の友人を誘い、張り紙の日時に教室を覗きに行きました。
2階の多目的室に台湾の生徒さんが約20人ほどいたと思います。
先生はというと、理由は判りませんが40歳代の台湾人の男性。
繰り返しますが、何故台湾の人が先生をしているのかは不明

私と友人は後ろのドアの外から暫く授業の様子をうかがってました。

先生は殆んど中国語(台湾は北京語です)で生徒と話をしていて、時々思い出したかのように
「はい!わかったか!」と日本語でしかも非常に高圧的な言い方で生徒に確認してました。

授業の内容は日本に観光旅行に行く時の会話というものでした。
先生が黒板に大きく「原宿」と書き、
「原宿是在東京内最有名的地方!」(原宿は東京で最も有名な場所だ!)
と再び高圧的な言い方をして、私がまず発音するから後からついてきなさい!と言い、














『げんじゅく!』














と大声で叫びました。「わかったか!」

「大家一起来!」(みんな一緒に!)

『げんじゅく!』 (先生)
『げんじゅく!』 (生徒さん)

と先生の後に続いて生徒全員が一斉に声を張り上げました。

私と友人は廊下に響き渡る「げんじゅく!」を聞きながら無言でその場を立ち去りました。
あの時の生徒さんは無事東京へ行き、原宿観光したのかと今も時々思い出します。


台湾から大阪に帰ってきて15年ほど経ち、すっかり中国語も錆びついた感のある腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
簡単な日常会話ならまだダイジョウブ。 わかったか!(笑)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




先日お預かりしましたオメガ シーマスター プラネットオーシャンの修理が仕上がって戻ってきました。

こちら↓


千葉県船橋市在住Y様所有。

分解掃除、テンプ調整、パッキン交換、防水検査しております。


で、本日のテーマは“コーアクシャル”
コーアクシャルってなんじゃろな?

こちら↓
 CO-AXIALと表記してます。

コーアクシャルとは...

通常のレバー式脱進機が一枚のガンギ車と2つのツメ石なのに対し、コーアクシャル脱進機は、ガンギ車と同軸にガンギカナを有し、4つのツメ石で動きを制御してテンワを往復運動させる構造を持ちます。
ガンギもツメも2倍になり、精度とエネルギー効率を飛躍的に高める画期的な発明です。
同時にガンギ車とツメ石の接触や摩擦が少なく、注油期間も飛躍的に延ばす結果になりました。

この説明ではなんのことかサッパリわからんという方もいらっしゃるでしょうが、簡単に言うと、一番消耗の激しいパーツの負担が2分の1になったので、メンテナンス時期を延ばすことができました、ということ。

こちらがその仕組み↓


中央の銀色の歯車がガンギ。内側がガンギカナで外側がガンギ車。その下にあるのがアンクルで、ピンク色がツメ石。


コーアクシャルは1974年にイギリス人時計師のジョージ・ダニエル氏が考案。その後20年以上どのブランドも商用化できなかったのですが、1999年にオメガが開発に成功し、発表となりました。

当時は「ガンギ車に注油の必要がないなんて、そんな馬鹿なことはないよ」とペプシNEXのCMの妻夫木聡のように思いました。

Y様、非常に良い時計なので、大事にお使い下さいませ。


ここ最近、ブログの内容が硬くてつまらんね。明日は休みですが、木曜日は何か傑作な笑い話をご用意したいと思う腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
つまらん!お前のブログはつまらん!(大滝秀治風) がんばります。

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )




昨日の9時からの“メントレG”、ゲストの楽屋訪問で、みのさんの腕時計、出ましたね!  来た~!ロジェ・デュブイ
こちら↓
 慌てちゃって超ドアップ(><)

ロジェ・デュブイ マッチモア レトログラード

渡哲也さんからのプレゼント。445万円って...凄いね。ほんと。

芸能界で共演者に腕時計を贈ることで有名なのは高倉健さん。裏ブタにメッセージ入りのROLEXを贈るそうな。一生の宝物ですね。


中学生の頃、「自分は自分ですから」と大門団長の声マネを得意としていた腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。情けない...
今日はアッサリとこのへんで。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




朝から立て続けにお客様が来られてバタバタしてます店主です。
ありがたいことです。

で、さぁブログを書きましょと思ったら、ミシミシ!ユラユラっと来ました!
また地震!(><)お~怖っ。

三重県で震度5強! 日本沈没か!? 能登の復興もまだまだこれからというのに...被害が大きくないことをただただ祈るばかり。

しかし、いざ地震が来ても瞬時に何もできないもんですね。今している動作をとりあえずピタッと止めて揺れにまかせてユラユラするだけ(><;)あかんあかん!
ドカンといきなり大きいのが来ても全く対応できないでしょう。
せめて防災グッズ常備しておいたほうがいいですね。


で、本日の時計の話。

先日分解掃除が仕上がりました時計がこちら↓
 オメガ デ・ヴィル 手巻き

東大阪市在住のY様所有。

角型というよりはクッション型のなかなかお洒落なデザイン。この時計のもう一つのポイントはリュウズの先っちょに付いている石(宝石)。カボションって言います。
こちら↓
 タイガーアイ(虎目石)でしょうか。珍しい。

金色のケース、ブレス、文字盤に良くマッチしています。


オメガの“デ・ヴィル”ですが、悪魔の“デビル”ではなく、“DE VILLE”=という意味です。カタカナに表記すると違いがわかるのですが、声に出すと「デビル」。“ヴ”の発音は上の歯で下唇を軽く噛んでウとブの中間くらい...面倒くさい。とにかく“デ・ヴィル”です。


幼少時代、デビルマンが好きだった腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
マクドナルドだって正確に発音したらマクダーナルですもんね。
大阪では昔からマクドですが何か。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




すっかり春の気候になり、冬フトンでは寝苦しい今日この頃。生活リズムも元に戻った店主です。


え~、本日のブログタイトルに“メルシー ボクー”とフランス語がいきなり出ましたが、何を隠そう店主は学生時代にフランス語を選択していたのを今思い出しました(笑)

覚えているのは...「ジャ スィ エテュディオ~ン ダ ショーンス ポリティク」(私は政治学部の学生です)

いつの日かフランス人と会話する機会があって「あなたは今何をされてるの?」と聞かれても「私は学生です」しか答えれない。
いつまで経っても学生。(><)こんなもんです。


で、前置きが長くなりましたが、今日ご紹介する腕時計がこちら↓
 ボーム&メルシエ K18WG 手巻き

大阪市生野区在住のK様所有。
分解掃除、針調整、パッキン交換しております。

ケース(本体)とメッシュブレスが一体になった非常にドレッシーな時計。
裏側↓



時々ボーム&メルシーと言う方がいますが、正確にはメルシエ。
ここでタイトルのメルシーと関係してくるんですね~。(笑)
マニア間では単にボームと言うこともあります。

ボーム&メルシエ...

創業1830年。16世紀半ばからスイスのジュラ山脈の麓のボーム・レ・ダム村に居を構えたボーム家が現在のボーム&メルシエのルーツとなります。
1830年に“ボーム兄弟社”の社名でスタート。以来177年にわたり、途絶えることなく時計を作り続けている由緒正しい数少ないブランドの一つです。
1919年にボーム家当主のウィリアム・ボームと芸術を愛するビジネスマンのポール・メルシエが出会って意気投合。共同事業を始めます。
で、社名を現在の“ボーム&メルシエ”に変更。現在に至ります。
角型時計の“ハンプトン”、12角ケースの“リビエラ”、ラウンドケースの“ケープランド”、“クラシマ”など、クラシカルモダンなモデルで人気が高い名門ブランドです。

K様、大事にお使い下さいませ。


広東語で「お前、どこ行くねん?」って言うこともできる腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
「レイ ホイピン トン ア?」 多分通じます。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




13日の金曜日
“めざましテレビ”の星座占いで本日最も悪い運勢(かに座)だった店主です。
なんだか不吉な予感が...特にしませんが、何か。


本日修理センターから戻ってまいりました。
時計がこちら↓


オメガ コンステレーション 自動巻き
大阪府豊中市在住のI様所有。
分解掃除、リュウズ・巻き真交換、パッキン交換しております。

なかなか年代物です。文字盤12時位置の“Ω”マークや6時位置の“OMEGA”がアップライト(アプライド)になっていてレトロ感あります。アンティークとまではいきませんが、70年~80年代のものと思われます。

で、ご依頼主のI様、今回は金属ベルトから革ベルトに交換されるということで、お預かり時に革ベルトを選んでいただだいておりました。

こちら↓


ごっつええ感じになりましたよ。
アップ↓


お選びいただいてたベルトはコードバン素材。コードバンとは馬のお尻の皮。高級紳士靴などの素材で知られています。カーフ(牛)に比べて耐久性に優れています。使い込むほど良い風合いが出ます。

大事にお使い下さいませ。


かに座の人は桜エビのかき揚げを食べると運気がUPするそうな。今日のお昼が決定した腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
映画『13日の金曜日』で森にキャンプに行ったチャラチャラした若者のグループの中にケビン・ベーコンがいるという事実を君は知っているか!?
知ってる?あ、そう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




今朝は8時過ぎに天才VS怪物の中継だったので、朝食摂りながら楽々見れました。
こちら↓



で、3月2日以来の大好評企画“映画と腕時計”の第16弾。

昨日、久しぶりに映画館へ行きました。観た映画は『ブラッド・ダイヤモンド』
こちら↓


平日夕方の4時50分から。観客は店主を含め7人。(笑)
ワーナーマイカルシネマのナチョス、大好きです。ソースはチーズを選択。
いつも映画が始まる前の予告編あたりで完食ですが、何か。

主演はレオナルド・ディカプリオ。ロードショー中なので、ストーリーを詳しくは書きませんが、なかなか迫力があり、考えさせられる映画でした。

その主演のレオ様(こう呼んでいる人はもういないか?)演じるダイヤ密売人のアーチャーが着けている腕時計は...たぶんブライトリングのクロノアベンジャーでしょう。
これ↓
クロノアベンジャー Ref.E130C77DPR

300m防水。風防破損を避けるため、ベゼルよりも一段低くセッティングされていたり、防水性能を高める為ケースをぶ厚くしていますが、軽量素材のチタンを採用しているので思いのほか重さは感じない設計。

映画では写真の青文字盤に黒のカーフストラップ仕様。
上映中、時計の大写しシーンはなかったのですが、多分間違いないでしょう。
正解ということにしておいてください。
DVDなら巻き戻したり、ストップさせて確認できるのですが...

ジェニファー・コネリー、すっかり大人の女性になっちゃって。『ラビリンス』の頃のポチャッとした印象が強かったので、ちょっとビックリ。そんな彼女も今年37歳。 納得。


ディカプリオのお腹回りがややポッチャリで何だか安心した腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
松坂負けましたね。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




ただ今3時30分。

レッドソックスVSマリナーズ見てますが、先発は松坂じゃなかった(><)
明日やん!!

寝ます。


お休みなさいませ。


     トゥールビヨン店主

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




ここ2~3日で生活のリズムがかなり狂ってます。
それまでは判で押したように12時に寝て7時30分に起きてたのに、昨日寝たのは1時半(><)
松坂の初登板あたりから微妙に睡眠時間がおかしくなってきて、トドメはゴルフのマスターズ。

昨日は仕事から帰って、ご飯食べたらすぐにゴルフ練習へ。
泉州のフィル・ミケルソン氏と久々の再会。
ところでなぜミケルソンかというと、只単にギッチョだから。決してマスターズ前年優勝者のように上手いというわけではないのであしからず。(笑)

こちらが笑顔が素敵なミケルソン氏↓
 あまりの球筋にカメラもややピンボケ(笑)

来週水曜日は店主とガチンコ勝負! 負けませんぜ~!


で、練習から帰ってきたらテレビでマスターズの再放送してたのでまたまた見てしまった。結果知ってるのに...  完全に寝不足です。

今日からは普通に寝れると思いきや、明日の朝3時からは松坂vsイチロー(><)


もちろん起きて見ます!


カフェインを大量摂取して睡魔と闘う腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
学生の頃、ファミレスのコーヒーおかわり自由で11杯を記録したことがあります。夜中に手が震えて寝れませんでした。
飲みすぎ注意。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




とても静かで寂しいくらいの月曜日の朝です。


今年1月末にオーダーしましたウォッチベルトが先日やっと出来てきました。
実に2ヶ月以上かかりました。

こちら↓
 右2本が元のベルトで、左2本がオーダーしたもの。

東大阪市在住のM様よりオーダーいただきました。
お持ちの時計はブルガリ。ケース(本体)とベルトの繋ぎ目に特殊な金属のパイプを使用していますので、古いベルトから取り外してオーダーいただいた革ベルトに付け替え。


 古いベルトから

 新しいベルトへ

ベルト表面のポッコリした部分の内部には金属の板が通っています。



細部までキチンとオリジナルと同様に仕上げされています。
工房の職人さんの技に脱帽です。

「いい仕事してますね~。」


確かM様のブルガリは金無垢だったと記憶してますので、光沢のある茶色の革は良くマッチするのではないでしょうか。
取り付けに来られたらまた写真UPしたいと思います。


今夜は泉州のミケルソン氏と打ちっ放しに行く予定の腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
目指せ!USオープン!

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 前ページ 次ページ »