中山競馬場で行われた皐月賞(3歳・牡牝・GI・芝2000m)は、後方からとなった横山武史騎手騎乗の2番人気ソールオリエンス(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)が、直線で一頭違う脚で追い込み、完全に抜け出していた5番人気タスティエーラ(牡3、美浦・堀宣行厩舎)を差し切って、最後はこれに1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分00秒6(重)。
☆ソールオリエンスが異次元の末脚を繰り出して牡馬クラシック1冠をゲット。今年もいました、「バケモノ」が。キタサンブラック産駒が2年連続でバケモノを輩出しちゃいましたね・・。孝行息子は、父キタサンブラックに初のクラシック制覇の栄誉をもたらしました。
予想でも書きましたが、ダービーで期待していた馬ですが、ここを勝つとは・・しかも、重馬場で荒れた最内枠という悪条件だったので、軽視してしまいましたが、次元が違いました・・。天才は例外ですが、昨年のイクイノックス以上のインパクトでした。
ディープ産駒の終焉を迎え、さらには、キンカメ、ハーツクライ産駒、ドゥラメンテも今年が最終世代と今後、戦国時代に突入するかに見えた種牡馬争いの中でぬきに出たキタサンブラック産駒。血統表は正直、派手さはありませんが、まさに、「雑草魂」のような力強さで、今後の競馬界を引っ張っていく存在になりそうです。
強烈な末脚は、おそらく、直線の長い東京でも爆発するはずで、武史騎手のエフフォーリアで獲り逃した、ダービージョッキーの栄誉を今年は、ソールオリエンスでその栄誉を手にすることができるか楽しみになりました。
ちなみに過去30年で、1枠1番で皐月賞を勝った馬は「2頭」いるのですが、その2頭は、「ナリタブライアン」と「コントレイル」だそうです。そう、言わずと知れた、「3冠馬」2頭です。この偉大な先人に続けるか?!今から、楽しみでしょうがありませんね。
2着に▲タスティエーラ。もう、目の前に皐月賞馬の栄誉がぶら下がっていたのですが、あの末脚に足元をすくわれましたね・・。この馬も強かったです。今回、予想した通り、一番展開が向きそうだと思っていましたが、松山騎手は完璧に乗ったと思います。だた今日は、相手が悪すぎましたね・・。
正直、ローテーションはきつかったと思います。共同通信杯からの弥生賞。近代のレースローテでは、間隔が詰まっていて、大変だったと思います。ただ、レベルが高かった共同通信杯で4着と力を示せていましたし、その前走弥生賞で中山コースの適正も見せました。この結果は当然ですね。父、サトノクラウンの悲願は達成できませんでしたが、世代トップの力は見せれたと思います。
3着に×ファントムシーフ。1番人気の面目躍如ですが、ルメール騎手がノーザン系以外の牧場にわざわざ乗ってくるのは、それだけ、その馬の能力を感じてのことだと再確認することができる結果ですね。正直、この馬、予想でも書きましたが、「サンデーサイレンスの血を持っていない馬」だったので、馬券外に飛ぶことまで想定していましたが、今日の重馬場も少しは影響して好結果になったのかもしれません。パンパンの良馬場なら飛んできた可能性はあったと思っています。ただ、鞍上がウマく乗りましたし、今年のメンバーなら能力は上位だったということです。自分は、今年のレースでは共同通信杯組が一番強いと思っていたので、この結果には納得しています。ただ、その上にバケモノが存在していたということです。
◎タッチウッドは期待したのですが、まだ馬が若かったですね・・。武騎手に期待しましたがテン乗りでもっていかれてしまっていました・・。気性が成長したらいい馬になると思うのですが・・。〇ベラジオオペラは全くいいところがありませんでした・・。正直、がっかりです。大崩れはしないと思っていたのですが、やはり、鞍上のレベルの違いですかね・。武史騎手がソールオリエンスを選んだ時点であちらを高評価するべきでした。
△ホウオウビスケッツも同様に終わってみたら、スプリンターズステークス組は、重馬場の影響でレースをした結果、疲れが残っていたということでしょうか・・。今日の馬場と同じような馬場でのレース経験がプラスとなると思っていたのですが、中3週以内でのトライアルで重馬場以上のレースを経験したら、疲れが残るということを明記しておくべきですね。今回、勉強になりました。
結果、今週も、馬券的中ならず・・。しかし、先週に引き続き、今週も素晴らしいレースを観戦することができました。今週も、JRA銀行に観戦料金を預け入れておくことにします。
~総評~ 昨年同様に、バケモノが圧勝。これまでの勝ちっぷりでの評価になるが、0.4秒差以上での勝ち鞍のある馬は、能力は高い(重賞(1600~2000m)での結果ならさらに評価。中山、東京の1800m、2000mの重賞で好走した馬はこのレースで馬券になる。特に東スポ杯、共同通信杯で馬券対象になった馬は要チェック。
今年のレースは重馬場でハイペースになったため、差し・追い込み勢に有利な展開に。内枠を通った馬には厳しいレースになった。内を通って粘った馬はダービーで要注意か・・
ということで、「虎の巻」を更新です。
・無敗の2歳G1馬は、力が抜けているので、休み明け初戦でも、調教でしっかり動けていたら買い。
・1800m重賞勝ち馬(札幌2歳S、東スポ2歳、共同通信杯、スプリングS)で、中山、阪神の2000m連対のある馬は、高確率で馬券に絡む。
・共同通信杯からの直行で、馬券になるには連対(57kgで連対ならなお良し)しているか、57kgを背負って掲示板に乗っている馬のみ。
・年明け初戦なら、「G1勝ち馬のみ」、「きさらぎ賞」と「京成杯」からなら、「勝ち馬のみ」なのですが、その馬たちは、「無敗馬」か「3勝馬」という実績がありました。異ローテなら(京成杯、きさらぎ賞、アーリントンC、毎日杯)なら「無敗馬」か「3勝馬」のみです。
・若葉Sは連対馬のみだが、このレース以前にオープン以上での勝ち鞍か、重賞で連対経験のある馬のみ。
・トライアル(弥生賞・スプリングS・若葉S)で5着以下からの巻き返しは、中山重賞勝ち馬のみ。
・トライアル3着で権利を獲った馬は、それ以前に重賞で連対経験がある馬のみ。
・トライアル掲示板組でも0,5秒以上差で負けた馬は消し。
・前走、2000mより長い距離を走っていた馬は消し。
・1800mのレースで馬券対象になっている馬は、このレースにあっている。特に東京、京都、中山1800mレースで馬券対象になってる馬(オープン以上、重賞勝ちがあればなおよし)
・トライアル(弥生賞、スプリングS、若葉賞等)が重馬場以上の道悪になり、権利を獲った馬は、本番疲れが残っている可能性があるので、評価を落として考えてみる。
・パンパンの良馬場なら「1800m以下のレースでの勝ち鞍か、中山2000mでの勝ち鞍」がある馬が馬券になる。
・サンデーの血をもっていない馬は、疑ってかかる。逆に人気薄ならサンデーの血がある馬を買うべき。
・中央競馬場で勝ち鞍のない馬は、消し。(中山、東京、京都、阪神、中京コースで。)
・近年は、スローペースの弥生賞はこのレースでは馬券になりづらい。パンパンの良馬場の皐月賞は、マイル重賞やMペースの1800mの重賞で馬券になった馬が活躍する傾向になってきている。
・ホープフルS、弥生賞、京成杯と中山の2000mの重賞があるが、1000m、60秒台で通過したレースで馬券になった馬は皐月賞で馬券になる可能性がある。
・1800m以下の重賞勝ちのない馬で、1000m、61秒前半までのMペースを経験したことのない馬で馬券になっていない馬は疑ってかかる。
・重賞勝ちのない馬で、スローペースしか経験してこなかった馬は、厳しい。ハイペースや、ミドルペースの1800~2000mで馬券になったことのある馬は一考するべき。
・近年は、1800m以下のレースを経験して勝ち鞍のない馬は、このレースでは厳しい。特に2.00を切りそうな馬場の場合はこの条件は必須。
・重賞2勝以上(1800m以上)の馬で、連対率100%の馬は買い。
・デビュー以来、2000m未満のレースを経験したことない馬は消し。1800m以下のレースで馬券対象になったことのある馬しか馬券に絡まない。1800m以下のレースでの勝ち鞍のあることが連対する絶対条件。3着なら、勝ち鞍がなければ、2000mの重賞勝ちが必須条件。
・キャリアは8戦未満。あまりに使い込んでいる馬は消し。
・新馬戦、掲示板以下の馬は消し。
以上・・・。これで、来年はバッチリか!?
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