シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

夏目漱石「こころ」とその時代  (日本近代文学館)

2022-08-16 | 本と雑誌

余りに近すぎて、行こうと思っていた企画展をうっかり忘れてしまいがちなこちら💁‍♀️

最近だと川端康成とか外してきているんですよねえ…💣

ということで早めに下書きをして備忘録とした今回はタイトル通り。最近漱石の小説を取り上げる企画展に結構お邪魔しているような…

漱石山房記念館「漱石のミチクサ 「道草」草稿を中心に」 ぐるっと2022Par1Vol5 - シモキタのtokyoboy

猛暑日にはならないけど耐え難い暑さと日差しの週末、密を避け、駒場公園の木陰で本を読む傍ら寄ってみることにしました。

 

ここ近代文学館では「教科書の中の文学/教室の外の文学」というシリーズがあるようで、今回がその4回目。

入場券代わりにいただく入館記念絵葉書、この日は「吾輩は猫である」の装丁デザイン、やったじゃないすか✌️

そして会場内はパラパラながら人が入ってみんな展示に見入っています。

 

小説「こころ」は当初短編小説集を想定して新聞連載をスタートしながら冒頭の「先生の遺書」が当初設定とは異なり長編化してきたので、これに「心」のタイトルを残して一つの作品にまとめたもの。

その際3章仕立てになったようです。

そして日本史上最も売れた小説…💁‍♀️

 

今回の展示、私は会場内に置かれた問題集?への回答探しに奔走?しつつ掲げられたパネルをじっくり拝見したのですが、

画竜点睛を欠けるところがあるとすれば、先生の遺書の内容への言及が詳細でなかったので先生の死が、明治天皇崩御の際の乃木元帥夫妻の殉死で表される“明治の精神の死”と同様のものであるかどうかが不明な点。

多くの書評、批評がそう語っているのは私としては知ってはいるのですが、この会場でストンと落ちるような展示構成が見たかったかな…💣

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