薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

国民年金で暮らしていけるのか?

2016年08月10日 | 日記

市民ネットでは市の出前講座「おでかけくん」を呼んで、勉強会を開いています。

6月は健康保険について、今回は国民年金について学びました。

いやー、年金は複雑ですねー。

説明を聞きながら「ふんふん」とうなずいていたけど、説明しろと言われたらサッパリお手上げ。

20才から60才になるまでの40年間、保険料を全て納めて満額の年金(老齢基礎年金)がもらえる。その額は780,100円。ひと月に換算して65,000円。

しかしH26年度に支払われた年金額は457億円で、受給者数で割ると一人あたりの平均受給額は656,000円と聞いてびっくり!

ひと月に55,000円弱の年金で、どうやって暮らしていけるのでしょうか?満額でも厳しい!

以前ニュースで切り詰めた生活を送る老人の暮らしぶりを見ました。

食事は質素を越えるもので体を維持していくにも不充分。電気代を節約するために暗くなっても電気をつけない。エアコンなんて以ての外。

それでも生活保護のお世話にはなりたくないと闘う姿に、胸が締め付けられる思いでした。

この猛暑のなかで、クーラーどころか扇風機も使わない、いや使えない人もいるのでしょう・・・。

人として最低限の生活が保障される年金でなきゃいけない。

改めて国民年金の問題を考えさせられました。

10月12日の午後は出前講座「おでかけくん」を呼んで、介護保険の学習会を開きます。

是非、ご参加下さい。場所は市民ネットワークの事務所です。

市の職員が説明する出前講座「おでかけくん」は、市内在住・在勤・在学で、概ね10人以上の団体で利用できメニューも豊富。

無料ですので、知りたいことがあれば利用して下さいね。