田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

千秋楽

2008-05-26 15:28:18 | ヒゲの毒舌
ボクシング・ヘビー級戦で淡々とラウンドが進み、「なんだ、このまま判定か?」とそんな後半に、
いきなりダウンの応酬で、俄かに面白くなったような、そんなイメージの今場所の大相撲。
千秋楽の目玉がないからと、最後は亀チャン並のどつき合いで盛り上げ?
凡組合わせに飽きたある日の桝席を見ると、着物美人が大口開けて、幕の内をほうばっていた。

ふと、思い出のシーンが浮かんだーーーー
70年代、日本で最初 ( そして最後と言われた ) のヘビー級タイトル戦。
Gフォアマンを東京に迎え、ヒゲ ( 筆者の呼名 ) も一世一代の大贅沢をして、
3万円 ( といっても2階席中段ですが ) のチケットを手に入れた。

前座が始まる頃、ヒゲの周りの観客は誰もいない。用意した幕の内と小瓶のウィスキーを拡げ・・・
オット、急いじゃいけない。メイン・イベント迄取って置かなくちゃ。
10回戦も終わり、いよいよだが、まだ人気はまばら???
とうとうゴングは鳴り、1ラウンドの何秒の内に終わりました。あぁあ!!!
ショウガナク、残りの幕の内を食べ始めたヒゲに、ボチボチ入って来た客が尋ねます。
「 ヘビー級は、次ですかね? 」 「 え~え~、もう終わったんです! 」
  「 えェー!」 と、3万円のチケットを握り締めて絶句したのです。      
コメント
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