田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

天ぷらへの誘い~エビフライ

2018-12-16 17:43:38 | よもやま話・料理編
ヒゲが初めてエビフライを食べたのは、昭和30年代。
まだ、熊本市は食糧事情が悪い時代です。
小学生ヒゲは、彦七じいちゃんとの外食が楽しみでした。
鷹匠町(元・田園ビルの旧:町名)の自宅を出て栄通りを左折し、旭通りを抜けると
銀杏通りです。
その角に、銀丁デパートが在りました。
         
             ≪ デパートの建物は見えませんが ≫
其処の3階の『 銀丁食堂 』 がお目当ての処。
蝋細工模型の食品群が、小学生の腹を刺激したものです。
ヒゲに与えられたプレート。
それは、ライスに日の丸が刺してある、所謂お子様ランチです。
その皿には、エビフライが付いていました。
「 こんな美味い物が世の中にあるのか! 」 小学生ヒゲは、驚嘆します。
             
そんな旨いエビフライの歴史も、1990年代後半に途切れます。
ヒゲ最後の記憶は、ゴルフ場で生ビール片手に頂いたミックスフライ定食に付いていた
エビフリャーでした。
歯で、「ブツッ」と噛み切ると、海老のエキスが口腔に広がり、幸福感に浸るのでした。
ゴルフのスコアが悪くとも、このフライ物が喰えるなら、まぁイイじゃあないかと。(笑)

99年以降、満足なエビフライに遭遇する機会は、なかなかありません。
昔頂いた、噛むとプツンとする歯ごたえが、今はないのです。
タルタルソースには、凝ってますが!? (苦笑)
既製品の冷凍エビフライときたら、厚ぼったくパン粉が付いています。
驚くばかりに、長~く伸ばされた海老の身。
噛むと、エビの挽き肉みたいに、歯ごたえがありません。
クチャア~と、しているのです。
衰えたヒゲの歯でも、噛める配慮でしょうか? ありがたい事で。

「 そんな文句を言うなら、自分たちで作ればイイじゃあないか。 」
「 ごもっとも!! 」
しかしヒゲは、とてもとても、カァちゃんに頼む事は出来ません。
2・3本のエビフライを食べたいばかりに、海老を手に入れる事から始まります。
皮をむいて、背わたを取り、塩水で洗い、腰を折ります。
  

その後に、パン粉付けの作業が続きます。
塩・胡椒して(今はしないのか?)、小麦粉、溶き卵(残りはどうしよう?)、
そしてパン粉付けの作業です。
          
ここまでは、 まぁ良いとして、此の先の揚げる工程がゾッとします。
油を用意して、揚げ加減に気を使い、後は油の片付けと油鍋の洗浄が待っています。
そうそう、付け合わせの千切りキャベツも忘れずに! (ははは~💦)
とてもじゃあないが、お忙しいカァちゃんに頼むなんて ・・・ 。
やっぱ、出来合いモノでイイや! (笑)

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コメント (2)
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