田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

昭和親父のジェラシー

2021-04-04 18:53:35 | ヒゲの盤上の世界
緑茶を飲みながらTVを見ていると、なんと将棋の藤井聡太君のCMが流れている。
            
今は将棋人気だから、スーパースター聡太ちゃんのこんなシーンもありか!
将棋棋士がタレント並みにもてはやされる現状を見ると、昭和オジサンは複雑な気持ち。
以前のブログで、俳優・中原丈雄さんの自伝中の言葉を紹介しました。
 「 当時は、ギターを持っているだけで不良と噂された。 」
ヒゲも、以前のブログに、同じ様な事を書いています。

昭和30年代、スクリーンでは青大将が若大将に焼きもちを妬いていた頃。
    
熊本でも、古い価値観がまだ沢山残っていました。
ギター(エレキも)片手に、ラッパ(喇叭)ズボン履いていたら、間違えなく
半グレと思われた。
将来のK田組の愚連隊構成員とゆび指されたものです。
               
序でに言うと、その頃ピアノを触る男子は、 “オンナ!(オカマ野郎)” と揶揄された。
今なら、ニューハーフと言う所か? ややもすると、尊敬さえ受ける不思議な時代。
更に、熊本ならでは(?)の言い伝えが興味深い?!
曰く 「 オナゴは日本酒は良いが、焼酎は飲んではいけない。
     オナゴが焼酎呑むと “赤鼻” になるけん、見苦しか!? 」

驚くべきは、もっと沢山の隠れ偏見があったのです。
それが、酷くヒゲ高校生を痛ぶった。
S校と云う県立高校の教師が、悪びれることなく言い放つ。
  「 碁は銀行員の娯楽。 そして将棋は極道者の遊び!! 」 
県立の教員にして、この見識です。
もちろん、普通の熊本県民も同じような考えでした。
田園の税理士は、ヒゲがNHK杯テレビを観戦していただけで、
まるで “奇人変人” を見る如き? (苦笑)

そんな熊本的な空気を知っているから、ヒゲは用心しました。
特に、父親が知ったら ・・・ 
「 親が商売で “苦ッくいって” 働いているのに、お前は将棋遊びだとお 」
臆病者ヒゲの方法は、天草四郎流です。
ヒゲの部屋には、将棋盤も十字架もありません。
だから、親は、まさか自分の息子が将棋を出来るなんて思ってもないハズ。(苦笑)
実は、教科書の下に専門誌を隠して将棋の勉強をしていたのです。
まるで、天草〜島原の隠れキリシタンが、仏具の裏にクルスを彫ったみたいに。
                   
だが、やがて、そんなヒゲも踏み絵的にカミングアウトの試練が訪れるのです ・・・ 。
                                  
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