田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

映画『ヒノクニ・トーカーズ』

2021-05-25 19:08:56 | ヒゲの毒舌
ヒゲ的には、熊本弁は “日本三大難方言” のひとつだと確信しています。(笑)
                
ふたつ目は、太宰治推しの津軽弁。
            
そして最後は、 “青天を衝け” に登場したカゴマ言葉の鹿児島弁でしょうか?
             
今日のブログは、その日本一の難語・熊本弁にインスパイアされた笑い話と御承知下さい。

内容は、米国映画 『ウインド・トーカーズ』 の日本版リメイクとでも?
ニコラスケージ主演のこの映画は、太平洋戦争中のガダルカナル島での激戦を描いている。
諜報戦が絡むストーリーで、米軍が選んだのが “アメリカ先住民マホバ族” の
特殊な交信能力でした。
その特殊能力の兵を守るのが、ニコラスケージの役目でしたが ・・・・ 
            
    **************************

さて、真珠湾攻撃で一敗地にまみれたアメリカ軍。
戦いの準備を急ぎます。
先ずは、情報局を充実させるために、アリゾナ砂漠の日本人強制収容所から、
米軍に協力する日系人を探し出し、忠誠を誓わせます。
家族が人質になった “ G・タケイ ” が選ばれた。
         
最初の任務は、「 次に日本軍が攻めて来るのはどこか? 」 を探る事です。
なにしろ、真珠湾で大きく戦力を喪失した米軍は、ディフェンスエリアが限られています。
だから、何があっても日本軍の侵攻地をピンポイントで知りたい。
しかし、日本の暗号は数多く飛び交い、目標地らしい▲▲▲が特定されない。
で、情報部は “トラップ” を仕掛けた。
米本土への打電に 「 ミッドウェーの水道設備が故障している 」 と。
すると日本軍の電信の中に、「 〇〇〇は水道設備が故障中 」 の一文を発見した。
即ち、次の目標地はミッドウェーだ!?

暗号合戦の末、ミッドウェーで惨敗した日本軍令部は、情報戦の重要さを認識した。
そして、『 日本で一番(?)難しい言語を駆使する熊本出身者 』 を登用することに。
やがて、ガナルカナル島では、マカ不思議な電信が飛び交う。
 「 12ミリ弾は、トットットー? 」   (返信) 「 トットー 」
まるで、禅問答を彷彿させる通信に首を捻る東京育ちの日系人タケイ達。
コレはきっと 「 ト・ツー 」 のモールス信号に違いない。
別の傍聴員は、コレは歌舞伎の演目で、役者が転びそうになって片足跳びで
「 オッ トットットー 」 と言う危機的状況だ。
つまり、ガ島の日本軍は非常に追い詰められているのだろう。

暗号が解けない内に、次の信号が ・・・ 。
「 カイガンニイカニャン 」 ナ…ナンナンダ? これは??
「 にいか 」 とは、煮烏賊の事か?
食糧不足の日本軍は烏賊を煮て喰うしかないと。
つまり、 「 海岸の煮イカを、ニャンすなわちネコに喰われるな 」 か?
独エニグマより難しい熊本弁暗号を相手に、米諜報機関はなす術がない。
仕方がない! 物は試しに、米軍は偵察隊を海岸に送る。
とそこに、日本の輸送船が着岸して、兵隊が物資の積み卸し作業に勤しんでいた。
なるほどと、情報局は少し理解した。
「 イカニャン 」 とは、「 行かねばならない 」 と云う熊本ネコ語暗号だと。

暗号解読に行き止まった情報部は、とうとう最後の手段に出る。
なんと、熊本の兵隊を捕まえるように、前線に命じる。
前線の兵隊は首をひねった。
一体、熊本の人間はどんな顔をしてるのか?
情報部に、逆質問が来た。
情報部は考えた。 
鹿児島と隣県だから、きっと上野の西郷隆盛と似てるハズだ。
つまり、桜島大根みたいにゴッツイ形の顔だろう!?
                  
いやいや? 熊本と云うぐらいだからなぁ ・・・
 ・・・ きっと、ロッキー山のグリスリーそっくりな鬼瓦みたいな男だろう。

こうして、米軍は前線で、該当する様な日本兵を捕虜にすることに血眼になった。
そんな時、偶然だが、熊本出身兵が前線で孤立する。
その兵隊の上官は困り果てた。
大本営からの、密かな命令があったからです。
「 特殊能力の熊本者が捕まりそうになったら、その兵を直ちに射殺せよ! 」
兵の命より情報の隠秘が大事だと云う訳です。
しかし、戦線で苦楽を共にした部下ですよ。
困りきった上官の決断やいかに ・・・・・・ 

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