田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

温度卵の味枠

2022-11-08 18:39:21 | 田園ものがたり
今日は、温度卵のお話です。
温度玉子・温泉卵(玉子)等とも、表示されますね。
簡単に云うと、黄身と白身の固まる温度差を利用した卵料理です。
ちょっと昔には、発泡スチロールの箱に卵を入れて熱湯を注ぎ、蓋をして
暫く置けば出来上がるなんて話も。
カァちゃんは、保温性のある鍋を利用して挑戦したこともありましたが、
毎度同じ状態に作るのは難しいと、遠ざかっていました。

ところが最近の事、「 うまくいった~! 」 と、大喜びする出来事が。
ふと、炊飯器の保温機能がひらめいて、温玉作りに利用してみたのでした。
温度計とタイマーが在れば簡単さと、ルンルンで仕込みます。
ヒゲの栄養補給にもってこいで、歯が弱くなっても大丈夫な一品だと。
              
沸かしたお湯を炊飯器に注ぎ、卵をそーっと入れる。
注意することは湯の温度で、炊飯器に移動した時と卵投入での温度低下を
計算しておく事だそう。
蓋をして保温のスィッチ入れ、タイマーで40分。
炊飯器の保温機能が温玉温度とリンクするとは思わなかったヒゲ。
なかなかのアイデアですね。
当たり前でしょうが、カァちゃんより先に、このアイデアに着目した方々を、
ウェブ上で知ったようで ・・・ 😧 

さて、卵の固まり状態ですが、白身はトロトロの半熟状ですが、黄身は温度に
よって微妙に違います。
66℃ =  黄身は生卵状態でトロトロ。
      スーパー辺りで売ってるのはこのタイプか?
      なるほど! 今流行りの丼物には良く似合う。
      豚タマ丼には、この黄身が流れて丼の雰囲気が出る。
             
67℃ = 黄身は半熟状でドロッと。
      卵好きなら、嬉しいかもしれません。
             
68℃ = 黄身は丸い状態で、黄身の旨味を感じることができる。
      黄身だけ抜いて、味噌漬けもあり得る。
             
     《写真はプロの方のをお借りしました。温度差が少しあります。》

田園では、温玉を出す時は、加減出し汁を掛けてました。
或る日の田園3Fで、宴会の準備具合を確認していたヒゲはある事に気づいた。
並べてある温玉の小鉢が、半分以上白濁(!)していたのです。
原因は、直ぐ分かりました。
その晩、料理長に言った指示は、「 温玉の温度を一度上げてくれ 」
これで、翌日から、白濁は無くなった。
バイトの雑なおばさんが、66℃の温玉を割り入れる時、黄身に傷が入り
掛け出し汁に溶け出していたのです。

日常的で惰性のルーティン仕事でも、思わぬところに穴がある。
確認を怠りなく、全てに注意して運営するのが管理職の仕事。
細かく目配りすることが、肝要な事を思い知ったことでした。
カァちゃんの温玉で思い出された、ヒゲの教訓です。
ヒゲ好みの68度の温玉が、今晩も食卓に出るかもしれませんね。 😋 

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コメント (4)
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