さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

久々の「聖地」東伊豆!ボート釣り!!

2016-12-05 | 釣り


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こんにちは!

小野派一刀流免許皆伝小平次です

本日は久々!小平次の釣りの聖地東伊豆某所での手漕ぎボート釣りに繰り出しましたのでご報告いたします!

以前藤沢在住のころは、多いときは毎週のように繰り出していた時もあったのですが、東京に越したのと、去年車を廃車したことですっかり足が遠のいてしまっていたのです

都内23区内で車持つ、よっぽど好きじゃない限り中流家庭にはしんどいのですね

だって駐車場がまずどれだけ安いところを探しても2万円を下るとこなんてないですから

その上自動車税に車検、年間にすれば乗ろうが乗るまいが30万以上は維持にかかるわけで…

普段の生活に関しては、縦横無尽に路線バス、地域コミュニティバス、地下鉄が走っていますんで移動に不自由はありません

車を使うときって、それこそ家族で旅行に行くか、今回のように遠出して釣りに行くか、ってくらいで、年間10回もないでしょう

今は格安レンタカーが一泊4千円くらいからありますのでね

ってなわけで今回は格安レンタカーを借りまして

「いざ!聖地へ!」

11月29日、家を3時半に出まして、まずは親友であり釣友である、藤沢在住M君の家へ向かいます

4時半過ぎにM君宅に到着



向かっている東伊豆某所は、湾内の海底がすり鉢状になっていて、ボートで岸から漕ぎ出せば、すぐに水深が30メートルぐらいのどん深になるのです

ちょっと時間をかけ沖の定置網近辺まで行くと水深は60~70メートルとさらに深くなります

そんなですので、ちょっと普通は手漕ぎボートの釣りではお目にかかれないような魚にも出会うことができます

逆に海岸沿いの浅場では、春先にはキスの数釣りも楽しめますし、釣ったキスをエサにすればヒラメやマゴチも狙えます

今回は以前スーパーで買って冷凍しておいたホタルイカ、サンマとアジの切り身、アカムツの幼魚と途中釣具屋で購入した冷凍イワシをエサにしての、オニカサゴを中心にした根魚狙いと、本当はもう少し早い時期に来たかったのですが、ライトジギングで青物

予定通り、6時過ぎにボート屋に到着

「おお~、久しぶりだなあ!」

M君はちょこちょこ来ていましたが、小平次はほんと、1年半ぶりぐらい

久しぶりの小平次との再会をボート屋のオヤジも喜んでくれます

さて、いよいよ出航なのですが、このとき思わぬサプライズがありました

出航前、M君が言います

「今日はコヘちゃんが船長だからね!」

いつも二人で来ていたときは、大概小平次が漕ぎ役でしたので、何を言っているのかなときょとんしつつ、ボートに乗り込むスロープを降りたのです

そこに用意されていたこの日二人の乗るべきボートがなんと!



「船外機」

が付いているではないですか!

「ええええーーーーーっ!」

1年ほど前から船外機付きのボートの貸し出しも始めたそうで、それを知っていたM君が前日から予約をしておいてくれたのです

「で、今日はコヘちゃんが船長だからね!」

いやいやいや、免許のいらないヤツだとは言え、船外機など扱ったことはありません…

しかもM君、1年半ぶりの聖地釣行を祝して、このボート代も奢りだというのです

いやいやいや…

ボート代も奢ってもらった上「船長」までやらせてくれるというのです…

なんとも言葉もありません…  感謝です! M君、ありがとー!(涙)


さて、簡単にボート屋の息子さんからレクチャーを受け、いよいよ「出航」です

「ぶるるるるんん」

スターターを引きエンジンをかけます

そして、舵を握り、ゆっくりアクセルを開きます

「おっ、おっ!… おおおっ! おおおおおおおおお!」

ってな感じで、沖に向かい、軽快にぼくらのボートは走り出しました!

いつもは20分くらいかけてやってくる沖の定置網回りに、ものの5分もかからず到着です

いやああ、ほんと感激です



この定置網周りは、狙いのオニカサゴの他、大カサゴ、ユメカサゴ、アヤメカサゴ、ミノカサゴ、カサゴ類の宝庫です

他にはワニゴチなどのコチ類、ハタ類、青物、アマダイ、マダイも狙えるポイントです

ではいよいよ釣り開始です

まずは40号おもりをつけたオニカサゴ狙いの天秤仕掛けに、特エサのつもりで持ってきた「アカムツ」を上バリに、サンマの切り身を下バリにチョンがけし、落とします

実はこのサンマの切り身、前日に仕込んだんですが、塩だけでなく、「ほんだし」もあわせてまぶしたのです

先日テレビで「鉄腕DASH」を見ておりましたら、リーダーの城島クンが、カワハギを獲るのにエサのアサリに調味料をまぶしていたのです

へえ~、集魚効果があがるのかな、ってんで自分もやってみたのです



オモリが底に着きます

大潮の干潮前ということで、水深は60メートル弱、底ダチをとり置き竿にして、ジギングタックルのセットにかかります

「大潮」

なんですが、通常大潮の方が魚の活性が上がる、というようなことがよく言われておりますが、長年釣りをやってきた小平次としては、実は大潮の日ってあまりいい思いをしたことがないんです

小潮や中潮の日の方が断然釣果はよく、大潮だって期待して繰り出して「ボウズ」だった… 結構あるんですよね~

ことこの東伊豆某所においては、より強くそう感じる結果が多くて、それはM君も同じ思いなのです

うーーーん…

さて、まずは一流し目、下げ潮ということもあり、ボートは岸側から沖に流されます

流される方向をよく見定めませんと、この定置網付近は結構ロープが張り巡っていて、すぐにひっかかってしまいます

さっそくM君の置き竿にアタリがあります

カサゴ類の場合、竿先が「ガクガク」いって一気に食い込むことも多いですが、小さなアタリが断続的に竿先に出ることもあります

この時は後者

こんな時は少し送り込み聞き竿をして食い込ませなくてはなりません

M君慎重に竿を送り、軽く聴いてからゆっくりと竿をたてアワセます

「よし!乗った!」

M君の竿が大きくしなります!

なかなかの大きさのようです

が…

「あああ!バレた!」

M君が叫びます  残念!

(あとでこのバラしがいかに痛恨だったか思い知らされます…)

その後はこの地での「大潮」らしく、アタリらしいアタリもなく時間が過ぎていきます

ジギングングの方も全く反応がありません… うーーーん…

それでもようやく再びM君の竿に断続的なアタリ

1回目と同じように竿を送り聴きアワせ、竿を立てます

「うん?、乗らなかったかな?、いや、付いてるな」

ちょっと半信半疑な様子でM君、リールを巻いてきます

上がってきたのは…


20センチほどのカサゴ

このあたりではリリースサイズですが、まあこの日の釣果からギリギリOK、キープです

この後はまたもやアタリがなくなり、時間だけが過ぎます(泣)

それでも流しては戻り、流しては戻りを繰り返す釣りなので、船外機があることで格段に機動力も上がり、何よりもずいぶんと楽をさせてもらえました

これはほんっとうにありがたかったです(二人とももう歳ですから…)

さて、そろそろ昼になろうかという頃

ようやく小平次の置き竿にアタリが出ます

「ココン、ココン」

断続的な小さなアタリです

少し聞いてやると、「グン、グン」と食い込む感じが伝わります

そのまま聴きアワセ、竿を立てます

魚の重みが伝わります!

よし!乗った!

少し抵抗を見せますが、あまり大きくはないようです

で、上がってきたのは…



おおお!

30センチ前後と少々小ぶりですが本命、オニカサゴです!

あああよかった…

で、その後

残念ながら二人ともさっぱりで

沖上がりとなりました


いやあ

釣果は芳しくありませんでしたが、良き友と良き時間、そして人生初の船外機付きボートの操船

楽しい時間でありました

M君本当にありがとうございました

次回、春先はぜひともヒラメを仕留めにかの海へまいりやしょう!


※M君の釣ったカサゴも小平次が頂いてしまって…
カサゴはオリーブオイルをかけ、ペペロンチーノシーズニングをふりかけホイル焼きに
オニカサゴは薄造りに肝あえ 頭は大根と煮魚に

いやあうまかったです!


ちなみにカサゴ類はヒレが大きいので、軽く塩して干しまして、これからの季節あぶってから熱燗にポンといれ火をともし蓋

「カサゴのヒレ酒」

にするとまた美味いですよ~

御免!




コメント (2)
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