EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

音楽は聴かせるが、バンド名は簡単には教えないよ

2015-04-17 08:02:58 | EL&Pにまつわる地元での話等
音楽は聴かせるが、バンド名は簡単には教えないよ

先日、ホーム・センターで、クィーンの「メイド・イン・ヘヴン」のレンタル落ちのCDを見つけたので購入しました。

それを車のCDプレイヤーにのせて聴いていたのですが、
たまたま想定外に知人の30歳の男性を私の車に乗せるという事態が発生しました。

私はこの男性の音楽嗜好等を少しだけ情報として知っていました。

世代が20年も違いますし、
この方のお母さんとも話をした事がありますが、お母さんは私より少し年上なので、
もしロックを聴いていれば、EL&P絶頂期、ド真ん中世代という事になりますか。

私が車のドアを開けた時に、ちょうど、そのレンタル落ちをかけていたのですが、
彼は、フレディの声は知っていたようで、

「クィーンを聴けるんですね。」

と、私に歩調を合わせようとしたつもりだったのかも知れません。

しかし、この私が、いみじくも、ロックを私の車の中で聴けるチャンスを手にする事ができた人に、
クィーンを聴かせるわけがないのであります。

「いや、クィーンは聴きません。」

「貴方にはこれを聴いてもらいますね。」

「聴いてバンド名が解るなら、何も言う事はないんだけどなぁ。」

と言って、

たまたま連奏チェンジャーにセットしていた「ブラック・ムーン」からの曲をかけたのでした。

フェアウェル・トゥ・アームス

チェインジング・ステイツ

「ポジティブな曲ですね。歌が入っていませんね。」

オイオイ、このオレを前にして、
感想はそれだけかい。

お世辞でも嘘でも良いから、

「意味不明だけど、やる気がみなぎってきました!」

とか、もっと、ほめちぎれよ!

人の意見は聞くポーズはするが、相手の気持ちを汲もうする姿勢が、ほとんど見えない、
という人物評も耳にはしていたので、過度な期待はしていなかったけどね。

彼との15分ぐらいのコミュニケーションをしているうちに目的地に到着。
結果的にバンド名を言わずに済ませた私でした。

私は、そう簡単にはエマーソン、レイク&パーマーとは言わない。

CDを貸してくださいと口にしない人は、その人の心に何らかの反応が生じなかったという事だ。

しかし、時期がくれば、局面が変わる事もあるから、
彼が再び私の車に乗る次の機会が訪れた時、
タルカスや頭脳改革がプレイヤーにセットしてある事を祈りたいと思う。

彼は住居に戻ってからは、「川嶋あい」という邦楽ミュージシャンを聴いていると思われる。

以上。

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