EL&P図書室3号

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「I’m a man」が入っている「シカゴの軌跡」 

2016-09-13 14:01:59 | Keith Emerson洋画等映像音楽担当関連
「I’m a man」が入っている「シカゴの軌跡」


レンタル落ちの品物 通販で入手

60年代から70年代の初めにかけてのロックの全般的な状況に精通している人であれば、
このアルバムの事を良く知っているのだと思います。

私は「シカゴ」については、ほとんど知らないわけです。

10代の時に、ミュージックライフを購入していた頃、
ちょうど大ヒットしたシカゴの曲があり、
大きなバンドロゴとメンバーの写実的な絵が一緒になったピンナップが、
ミュージックライフの頁をめくると付いていた号がありました。

そのピンナップのデザインと色調が、
とってもカッコイイ感じがしたのは脳裡に焼き付いています。

キースが担当したサントラ、
ナイトホークスに入っている「I’m a man」に関しては、
レコードやLDを取り上げたりしながら、
何度もしつこく述べてきているわけですが、
国内初回盤の「アット・ザ・ムーヴィーズ」のリリース時には、
輸入盤との価格の落差に入手を見送りました。

そのため、「ファット・ボーイ・スリム」のCDを聴くまでは、
シカゴがそのファーストアルバムに於いて、
「I’m a man」を取り上げているとは、全く知りませんでした。
(アット・ザ・ムーヴィーズの国内盤の解説には、その説明がありますね。)

「スペンサー・デイヴィス・グループ」の「I’m a man」に関しては、
2013年に取り上げていますが、その時はシカゴは全く蚊帳の外でした。

「ファット・ボーイ・スリム」のアルバムの中に収録されたシカゴの「I’m a man」の一部の音源を聴いたときに、
キースの歌っている「I’m a man」の音作りは、
「スペンサー・デイヴィス・グループ」のオリジナルよりも、
シカゴの「I’m a man」に近い感じがしました。

実際に通して聴いてみると、
むしろ、シカゴヴァージョンが下地にあるように思います。

但し、このCDの解説には、
シカゴは「I’m a man」を収録する際に、
歌詞の変更を行っているとの記述がありました。

キースが歌った歌詞が、
オリジナルのものか、シカゴのものかまでは、調べておりませんが、
どうやら、スタローンがこの曲を気に入っていて、
劇中で使用したかった事が、
後日入手した、ビクターエンタテイメントさんの「アット・ザ・ムーヴィーズ」の解説で触れていましたね。

それにしても、この邦題、
ファーストアルバムにして「軌跡」とついておりますが、
アナログ時代にデビューアルバムが2枚組なわけですから、
売る側の期待度も相当なものであったのでしょう。

キースのおかげで、ロック史に名を刻む、
著名バンドのファーストアルバムを聴くご縁ができました。

以上。

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