学者として、自分の時間の大半を研究に捧げていることが、具体的事実とともに分かった。
そして、学者といえども、生身の人間であり、ささいな生活の問題につまづいたり・・・。
特に、印象に残ったのが、
・法人の歴史的起源(とくに、ヨーロッパの中世において、僧院や大学やギルドといった団体が法人という形態をとるよになったのか)
・「信任関係」とは何か
の二点。
後者について自分なりに考えていることは、優秀な経営者の多くが、仕事を「任せる」ということ。
これは、よくよく考えれば大変なことであり、仮に「任せた」としても、失敗をして、「任せない方がよかった」という
こともあるし、完全に任せることに成功した場合、「任せた側」が裏切られて、「任せたこと」によって
経済的損失をかぶるかもしれない。ならば、現状維持しようとすれば、「任せる」ことは出来ない。
そう考えれば、優秀な経営者の多くは、「任せた」後も、違う場所で経済的に成功したいと思っていなければ、
「任せられない」のではないか?
そう考えると、様々な場所で成功する可能性が高い「経営者」でなければ、難しいのではないか???