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野口みずき選手を見た

2005-10-16 21:46:59 | 身体理論
10月16日。新潟スタジアムで、NSGの協賛による中越地震復興支援のための新潟ビッグ陸上フェスタが行われた。東京の友達(警官)を呼び寄せ、2人で見に行く。

特別ゲストによるイベントでは、野口選手が、被災地の子ども達に囲まれてトラックを4周した。持ち前の明るさとハキハキとした口調で、震災被災者への激励の言葉を述べる。とても真面目で、聡明な印象を受けた。
世界選手権で銅メダルを獲った為末選手は、とても気さくで今どきの兄ちゃんという感じ。笑顔が素敵で、爽やかで、サービス精神旺盛な方だ。ハードリングを披露してくれた。目にもとまらぬスピードとは、このことを言うのだろう。まさに、忍者のようだった。それと、棒高跳びの沢野選手が、インタビューに答えていた。

最も強く感じたことは、野口選手、為末選手ともに背が低いということだ。
となりの女性レポーターと横に並ぶと、よく分かる。
野口選手150センチ、為末選手170センチの身長は、日本人の平均、もしくは多少低い方だろう。

この上背で、ラドクリフ、高橋尚子のような長身選手に匹敵する力を持ち、世界のトップに君臨していることは、驚くべきことである。
為末選手しかり。世界選手権決勝の400Mハードラーの平均身長は190センチ。彼より20センチも高いことになる。その中で、世界と同等に戦うのだから、驚異的だ。

体格に恵まれないことは、確かに体力的に不利なことは多いが、技術でカバーできることを実証している。僕も、トライアスロンには向かない体型だが、技術でカバーしよう。

 一流選手の動き方を観察していると、共通点が見出せる。上下左右の揺れ、ブレがほとんどなく、まるで氷の上を滑っているかのようだ。短距離選手、長距離選手ともに芸術的なランニングフォームである。ゆっくり走っているように見えるのに、実際は速いことも同じだ。

新潟が誇る長距離界の星。重川材木㈱陸上部。その中で唯一、出場したゲタンダ選手(なにじん?)は、10000メートルを28分16秒で走破し、優勝した。何とも素晴らしい記録である。5000メートルを13分58秒で通過し、最後まで先頭を守り通した。

特筆すべきは、ゲタンダ選手の走りは勿論のこと、重川材木㈱の熱い応援である。グランド25周、ゲタンダ選手が応援席の前を通るたびに、100人の応援団が声を張り上げる。その光景に、少し胸が熱くなった。陸上部に社運を賭けているのが良く分かる。重川材木㈱が、ニューイヤー駅伝で旋風を巻き起こすことも、そう遠くないかもしれない。

ガンバレ重川材木!

(大きな謎)サブグランドで、準備運動をする一流選手のアップ方法を観察できたし、日本記録ホルダーの信岡選手の走り、室伏由香選手の投てき、男子選手の100M10秒4の走りを目の当たりにし、感動し、大満足だった1日だが、大きな疑問が1つだけ残る。この大会は、入場無料なのだ。日本の一流選手を招待するために、いくらお金がかかったのだろう。どうやって賄われたのだろう。誰か教えて下さ~い。すべてNSGの財力?