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プロメテウスの罠・文化財SOS

2015-11-02 23:06:37 | その他
8月23日から連載が始り、9月8日まで、朝日新聞「プロメテウスの罠 文化財SOS」では、
研究者や文化財関係者、学生たちと一緒に歴史・文化遺産の保全活動、とりわけ東日本大震災で
被災した古文書の保存に取り組み、原発事故で民家に取り残された古文書などの「救出活動」に
込められた思いが17回の連載でありました。

今回の「文化財SOS」は第70シリーズとなります。

文化財保護行政の一翼(?)を担う管理人として心に残るシリーズであったことから、
少し時期が遅れましたがアップさせていただきました。

(プロメテウスの罠関連HPより)
連載タイトルの中の「プロメテウス」は、ギリシア神話に出てくる神族の名である。
プロメテウスはゼウスの命令に背きながらも、人類が幸せになると信じて火を与えた。
連載第1回の末尾に
“ ギリシャ神話によると、人類に火を与えたのはプロメテウスだった。
(中略)プロメテウスによって文明を得た人類が、いま原子の火に悩んでいる。
福島第一原発の破綻を背景に、国、民、電力を考える。 ”
という言及がある。同様の文は、各単行本の冒頭にも掲げられている。
プロメテウスが人類に与えた火は人類に文明や技術など多くの恩恵を与えたが、同時に、
その火は武器を作り戦争を始めるもとにもなった。
この神話にちなみ、プロメテウスの火という言葉は、原子力など、人間の力では制御
できないほど強大でリスクの大きい科学技術の暗喩としてしばしば用いられる。
この連載タイトルはさらに一歩踏み込んで、「罠」と表現している。