イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

プティ アルヴィーヌ

2019-05-17 14:05:15 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインはヴァッレ ダオスタ プティ アルヴィーヌ “Vig. ロヴェッタ”(Valle d’Aosta Petite Arvine “Vigne Rovettaz”)2010です。

アプリコット、洋梨、マンダリンのふっくりした香り。穏やかな酸に、濃密でふっくらした果実は、複雑ではないが絶妙に展開する味わいがあります。きりりとした苦みは気にはなるが、意外とジビエ行けるかも、と思いました。この渋、辛の味わいはロックフォールやゴルゴンゾーラとコラボレーションさせると面白いのでは、と考え。何とも言えないが、無駄な瓶熟のような気がします。


アンターネのアマローネ

2019-05-13 21:51:04 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインはレ ヴィッラ ディ アンターネのアマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ(Amarone della Valpolicella )2015です。

価格設定は3850円、ルイジ リゲッティとは同じ様な価格帯にあります。今あるリゲッティのアマローネは2008年を確認する時が来ているので、リリースされた直後のアマローネの状態確認のために抜栓しました。作り手が違うので比較することはしません。早くから楽しめるワインか否かをしるためです。

酸とタンニンはバランスも存在感も良好に感じましたが、果実味がちょっと緊張感に欠けているように思えました。ミネラル感も十分に感じられ、マラスキーノチェリー、木苺、桑の実、チョコレート、白い花の香りは期待を持てそうな気がします。2年ぐらいの瓶熟で果実味にピュアな感じを身に着ける、といい感じのアマローネになるような気がします。

今回は試飲用に買いましたが、2本ぐらいは2年後の試飲用に買い置きをします。


クエルチャベッラ

2019-05-07 20:33:15 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインはキアンティ クラッシコ クエルチャベッラ(Chianti Classico Querciabella)2007です。

熟成期間の長いリゼルヴァは、1999年以降は造られていません。復活したのは2015年からです。以前は単一畑のサンジョヴェーゼでしたが、現在は複数の畑のサンジョヴェーゼから造られています。2007年は天候に恵まれた年、長い瓶熟を楽しみにセラーに納めました。

簡素な構成の味わい、香りも然程複雑さは感じませんでした。身の丈に合った造りだ、と思います。タンニンの渋みを感じさせる、苺「あまおう」の果実味と酸の味わいのような感じがしました。もう少し果実味が抑えられる、と私好みになるのにな、と思いました。