Etna Bianco Archineriは試飲のために取り寄せたワインです。インポーターからの情報では、ひょっとして、まだ硬さが残っているかもしれないとのことでした。事前に調べた限りでもコンディショニングを長く取る事で、良い結果が得られるように思えたのですが。しかし、香りは開いているし、硬くない味わいに拍子抜けをしました。
色調は麦藁色。完熟した洋梨、黄色いリンゴ、金柑の香りに華麗なフローラルな香りを確認する事が出来ます。その中で金柑の香りは、翌日に原稿を書いている最中に思いついた香りで。当日は青いニュアンスを感じるのですが、具体的な香りにたどり着ずに、柑橘系としか思い浮かばなかった香りです。もう一つ漠然としているのは、フローラルな香りです。ユリの花のように強烈な香りではないのですが。生キャラメルやミルクチョコレートの濃厚でない香りを、花束の中に感じるのか、複合的な花の香りなのかが、どうしても整理が出来ませんでした。残念だったのは、ミネラルな香りを見つけられなかった事です。
味わいは、酸は滑らかで清楚、輪郭のはっきりした調和のよい果実味は重層的で適度なボリュームがあります。
抜栓価格5000円を予定していますが。リストに加える作業をしばらく考えます。
ファーロ “クワットロ N”は評価買いをしたシチリアのワインです。もう一本のカーザマッタは特売があり、ハウスワインとして一緒に購入しました。