ペッケニーノ社のドリアーニ スペリオーレ “ブリッコ ボッテ”(Dogliani Superiore Bricco Botti)2010をワインリストに追加しました。バルベーラ、ドルチェット、ネッビオーロを抱えるピエモンテは、10年ほどで随分と、その様相を変えて来ていると思います。ドルチェットは比較的早飲みのワインだと思っていましたが。以前デットストックになっていたドルチェットを開けて見ると、疲れた様子もなく凛としていたことを覚えています。先日、某卸の展示会でペッケニーノを扱っているインポーターが一連のワインを展示していました。このワインは要チェックに入れていたので、仔細を聞いて購入を決めました。その時に感じたのは「うんともすんとも言わない、つまらないワイン。」だなと思いました。そのことを伝えると、担当者は熟成をさせることで、酸や果実味の感じ方が変化をし、その姿がおぼろげながら想像ができました。3本ですが10年はコンディショニングをしようと思います。
今回のイタリアワインはマエロ社のコッリーネ サルッツェージ ペラヴェルガ 2006です。ペラヴェルガ種から造られるワインは以前から興味がありました。今まで、2つの理由からサンプルとして入手が出来なかったワインですが。札幌の業者から不意に、このワインを紹介され、今回試飲をすることになりました。
香りは石榴、ブルーベリー、ピンクペパー。酸は穏やかでタンニンはさらりとしています。黄桃のような果実味はワンポイントに刺激されツンとした酸を伴った、ネクタリンのような味わいがあります。味わいの展開はそつがなく滑らか構成のバランスもいいのだけれど、売りのキャッチがどうしても浮かびませんでした。
以前ならば、リストに加えていたと思いますが。今はトレヴェネツィエのワインを中心にしようと考えているので、今回は見送りにします。
ベルターニ社の2種類のアマローネ(Amarone della Valpolicella Classico e Amarone della Valpolicella Valpantena “Villa Arvedi”)をワインリストに追加をしました。2006年のクラッシコはイタリアで5誌のワインガイドで90点以上のスコアーを付けたワインです。スペクターとアボゲートも90点強のスコアーを付けていたと記憶しています。テクニカシートを見ると年々造りを変えているように感じます。道具も高価になっていると思われます。そのようなこともあり、近年高価になったワインなので、毎年は買えませんが。今回このような評価をされたので、奮発して1ケースを買いました。2010年は作柄が良い年でした、ついでにヴィッラ アルヴェディも6入れを買い足しました。