金山地区の甲州種100%から造られます。熟成はオーク樽とステンレスタンクを併用しています。このワインは試飲会で気に入り購入を決めました。樽熟して造られる甲州は一部に否定的に捉えられていますが。私は美味しいと思えば、表現の一手段だと思っていまので、意に介していません。他にも気に入っている甲州はたくさんあります。しかし、集めだすと切りが無くなるので、このくらいにして置くつもりです。
この価格なので、凝縮感はそれなりにあり。それに伴ってスケール感もあります。座りの良い味わいはヴィンテージに由来していることが大半のような気もしますが。構えのしっかりしたワインです。
今回はニュージーランドのマーロボロ地区産のソーヴィニヨン ブランから造られるグレイワッキのワインです。造り手はケヴィン ジュッド氏です。何か目的があってリストアップしたのではなく、先日購入したバルバレスコの四隅が開いていたので、入れたワインです。ワインショップで買うと2100円くらいだと思います。
温州ミカン、白桃、気もそぞろなアプリコットのような香り。それらの後を追うようにピンクグレープフルーツの香り。この温州ミカンは3ヶ日産ではと、直観的に思い浮かびました。酸と甘みのバランスの良さは静岡県産のミカンの特徴だと思っています。しかし、中には酸っぱいだけのミカンもありますが。このワインに限って言えば、バランスの良さだけに見ることが出来ると思います。輪郭がしっかりした香りに味わいもフォーカスがしっかり合っています。何といっても、ほろ苦さが美味しく感じられました。
さて、どの料理を合わせましょう。ポン酢で頂くチリ鍋、白菜のお浸しに焼き鳥のつくねも合うと思います。それに酔い心地の良いワインでした。
今月8日に、日欧商事主催のJET CAP ソムリエ コンテストに挑戦してきました。全国5か所の地方予選から上位20名による、東京での2次予選がイタリア文化会館でありました。結果は上位10名の準決勝には残れませんでした。
あることをきっかけにJET CAPに臨むことを決意し、ソムリエの呼称資格を取得のための勉強を始めました。ソムリエの呼称資格は2次試験に2度目で合格し、去年JET CAP初トライをするも、ブラインド テイスティングを一問書き換えたことが致命傷で、東京へは行けず。翌年の二次試験までの1年間は間延びをするのを嫌い調理師免許と日本ワイン検定、北海道フードマイスターの資格に挑戦。日本ワイン検定は11月に1級にチャレンジします。北海道フードマイスターは一つ上の上級を目指しています。
さて、今回のJET CAPは最後の詰めが甘いと、深く反省をしているところです。甘く見ていた訳ではありませんが。コンテストだということを忘れ、自己流で挑んだことが間違えでした。私のワインに対する流儀はこの中で通じるもので、課題をクリアーすることとは違うことに、後から気付いた次第です。今年を最後にしようと考えていましたが。悔しいなと、思う気持ちがだんだん強くなっています。しかし、来年は還暦を迎えます。ジジイの嫌がらせで、挑戦しようとも考えています。