イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

アルタ ランガ

2025-01-27 18:03:32 | イタリアワイン
今回は自家用のコントラット社のアルタ ランガ パドゼ ミレジマート(Alta Langa Pas Dosé Millesimato)をセラーに納めました。
コントラットの創業は1867年、シャンパーニュの確立から100年ほど後になります。以前はオルトレポ パヴェーゼの葡萄を使用していましたが、現オーナーによりアルタ ランガの原産地呼称の規格に合わせて葡萄畑を調達しました。ピエモンテ南部のランゲ地方には標高の高い優良な畑は土着品種が無理でも、高品質のピノ ネロやシャルドネには最適な条件を提供してくれます。
ブドウはピノ ネロとシャルドネ90~100%にその他10%まで。イースト コンタクトは最低30ヶ月、ヴィンテージ入りを義務付けられています。シャンパーニューに技術力で遠く及ばない。ならばブレンドの技術や補糖に頼らずに、葡萄本来の個性を生かした造りは他のスプマンテとの差別化を考えていると思われます。近年フランチャコルタは法定熟成期間18ヶ月より延びている傾向があり、販売も増えています。ミレジムの義務づけや長いシュール リーの意味を考える、と後発の意気込みを感じられます。


マルヴァージア イストリアーナ

2025-01-25 17:09:06 | イタリアワイン
フリウリ イソンツォ マルヴァジーア イストリアーナ “ディス クミエリス”(Friuli Isonzo Malvasia Istriana “Dis Cumieris”)2010を抜栓しました。
熟成を期待していたのですが、ちょっと無理かな。セラーは5度で温度が上がり切れないことも理由の一つかもしれない。温度は徐々に上がり後半には舌に絡みつくような果実味はあるものの、豊潤さはあまり感じられない状態でした。優しく飲める状態にしてから、と反省しています。

ベルターニ社のアマローネ

2024-12-26 19:39:51 | イタリアワイン
ベルターニ社のAmarone della Valpolicella Classico(アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラッシコ)2013をセラーに納めました。
1997年ビンテージからの醸造の変化は年々評価を上げて行きます。一時期新樽のフスト(中樽)に行きつくも、2013年より以前の大樽での熟成になっています。樽熟の期間も96ヶ月に長くなっています。試飲の機会もないので全く飲んでいませんが、ワイン誌での評論を見る限りアルコール度数は高くも軽快感はあり、今飲むより熟成を楽しめるワインと評されています。

バローロ ラッツァリート 2016

2024-12-21 20:16:35 | イタリアワイン
Casa E. di MirafioreのBarolo Lazzarito (バローロ ラッツァリート)2016をセラーに納めました。
フォンタナフレッダのラッツァリート2016年を発注したのですが、間に合わずミラフィオーレに変更になりました。このミラフィオーレはかつてフォンタナフレッダの一つのブランドで、人手に渡っていたブランドでしたが。近年に買い戻したブランドになります。
エノロゴ(杜氏さん)は別ですが、畑の管理は同一のアグロノーモが行っています。テクカルシートを見てもほぼ同じです。社内事情は分からないが、付き合いの長いカンティーナなので良い方向に向かって欲しいと思っています。
フォンタナフレッダはピエモンテ州最大のオーガニックワインのメーカーです。2016年は2021年にリリースされたワインです。21世紀前夜からの改革は年々評価が上がり海外を含め94から95ポイントを付けています。

セラーのエアコンを取り替え

2024-12-20 20:57:31 | イタリアワイン
昨年はセラーのエアコンを取り替えました。以前のエアコンはリモコンが壊れ16℃以下の維持が不安定になり、去年の秋にモデルチェンジしました。西側の壁は断熱材を貼っていたのですが、一部の壁で汗を掻くようになりポリエチレンフィルムを壁一面に貼りました。
3畳半ほどの小さな箱ですが、2.2キロワットのエアコンで16度に設定しても14~15℃に保つことが出来ます。エアコンは10年以上使用し、近年は電気代が気になり替えました。