今回、抜栓したイタリアワインはアマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラッシコ “カピテル デロアリ”(Amarone della Valpolicella Classico “Capitel de’Roari”)2008です。
ルイジ リゲッティのアマローネは3000円台のワインとして、最安値の部類に入ります。このカピテル デロアリは自社と契約農家のブドウの中から、良質なブドウを選び造られます。このワインの価格は20年くらい変化がありません。アマローネに限らずマーケットの変化や醸造技術の進歩により、ワインのラインナップが変化しています。取り敢えずコンディショニングをして抜栓できる状態に持っていけるワイン、長いエイジングでドロップアウトする様子を含めて楽しめるワイン。ヴァルポリチェッラに関してはスペリオーレ、リパッソ、それぞれの楽しみ方の使い分けができると思っています。閉店をしてから今までエイジングに向かないワインを選別していました。カピテル デロアリは最後に見極めたワインです。このワインはエイジングを楽しめるワインだと思います。
ルイジ リゲッティのワインはワイン情報誌に出てきません。過去にマット クレイマー著書「イタリアワインがわかる」に数行が紹介されているだけです。マーケットの反応が解らないワインでもあります。