八艘飛義経図鐔
八艘飛義経図鐔
八艘飛びとは、上下に揺れる舟のタイミングを計って隣の舟へと跳躍する波の力を利用した術だが、教経には真似ができない。
義経の近くまで迫りながら、ついに逃してしまった教経は、ここが最期の場と悟り、源氏の雑兵を捕まえると、これをそのまま道連れに海中に身を投じた。
この鐔は、義経の背を悔しそうに見やり、届かぬまでも腕を伸ばす教経の姿が印象的に表現されている。真鍮地高彫色絵。
このほか、壇ノ浦に取材した図の装剣小道具には、幼い安徳天皇と共に身を投じた二位尼(平徳子)図などもあったが、残念ながら写真資料が見出せなかった。
八艘飛義経図鐔
八艘飛びとは、上下に揺れる舟のタイミングを計って隣の舟へと跳躍する波の力を利用した術だが、教経には真似ができない。
義経の近くまで迫りながら、ついに逃してしまった教経は、ここが最期の場と悟り、源氏の雑兵を捕まえると、これをそのまま道連れに海中に身を投じた。
この鐔は、義経の背を悔しそうに見やり、届かぬまでも腕を伸ばす教経の姿が印象的に表現されている。真鍮地高彫色絵。
このほか、壇ノ浦に取材した図の装剣小道具には、幼い安徳天皇と共に身を投じた二位尼(平徳子)図などもあったが、残念ながら写真資料が見出せなかった。