八艘飛義経図笄 後藤廉乗
八艘飛義経図笄 銘 紋廉乗光美(花押)
扇の的図小柄と二所物とされた笄。屋島を逃れて瀬戸内を西に進み、彦島を拠点とした平家にとって、ここが最後の砦であった。すでに九州は源範頼が制覇していた。壇ノ浦の決戦の場である。ここでも戒めを秘めた多くの物語が生み出されている。
舟から舟へと飛び移る武者のこの図も、弓流し図に関連して義経の身軽さが主題とされている。弓流しではその負の要素が主題を成すが、ここでは義経の姿が華々しいほどに浮かび上がる。
追うのは平教経。正にライバルとして執拗に義経に迫ったその姿が義経と対比されて描かれている。
八艘飛義経図小柄 無銘
八艘飛義経図笄 銘 紋廉乗光美(花押)
扇の的図小柄と二所物とされた笄。屋島を逃れて瀬戸内を西に進み、彦島を拠点とした平家にとって、ここが最後の砦であった。すでに九州は源範頼が制覇していた。壇ノ浦の決戦の場である。ここでも戒めを秘めた多くの物語が生み出されている。
舟から舟へと飛び移る武者のこの図も、弓流し図に関連して義経の身軽さが主題とされている。弓流しではその負の要素が主題を成すが、ここでは義経の姿が華々しいほどに浮かび上がる。
追うのは平教経。正にライバルとして執拗に義経に迫ったその姿が義経と対比されて描かれている。
八艘飛義経図小柄 無銘