波龍図鐔 (鍔の歴史)


波龍図鐔 長陽群龍亭静壽翁政知
耳際に雨龍を薄肉に彫り出し、中央に荒れ狂う海原を肉彫に表現した作。どちらが主題とも言えず、両者があってこその図柄といえよう。激しく押し合う波の近世的な表現に、雨龍の古典的表現。色合い黒い鉄地一色の作。こうしてみると、長州鐔工は文様化された作も上手であることが分かる。81.5ミリ。


波龍図鐔 長陽群龍亭静壽翁政知
耳際に雨龍を薄肉に彫り出し、中央に荒れ狂う海原を肉彫に表現した作。どちらが主題とも言えず、両者があってこその図柄といえよう。激しく押し合う波の近世的な表現に、雨龍の古典的表現。色合い黒い鉄地一色の作。こうしてみると、長州鐔工は文様化された作も上手であることが分かる。81.5ミリ。