平成23年度の自衛隊統合演習 はじめに

平成23年度の自衛隊統合演習について地元住民への案内は、部隊到着の当日お昼頃から鹿児島市内の地上デジタルテレビ放送局各局によって突然なされたものであって、地元住民は市町村、鹿児島県からは説明を受けていない。

到着してから説明という形をとってしまうと、これから先この海域ではそのようなことが繰り返されるというような暗示ともなりかねません。

防衛省から地域住民へ簡潔な説明が速やかになされることを期待します。

地元住民の皆様方におかれましても、自衛隊統合演習についての疑問点を速やかにまとめていただけることを期待します。

鹿児島夕方のニュース あなたの町は大丈夫ですか？

地方放送局各局で訓練の報道が行われています。大統領専用機の予定飛行ルート、予定飛行高度を報道しているというわけではないのですが、出港から到着までの12時間は、動く仮想攻撃目標であることにかわりありません。

予定航路の370ｋｍ区間において爆撃機や潜水艦が近づけない、陸地などから船舶に対して発射される巡航ミサイルによる攻撃に対処できる防御力を伴わせているといった説明ができなければ、とても民間人は乗船させられないし、予定航路の報道などもってのほかですね。

船が壊れたり乗客が怪我したりしないように行動するというのは日常の使命であって、それには各方面からの協力が得られないと事情をよく知らない人を危険にさらすことにもなってしまいます。

訓練の通知は必要です。あなたの町ではどうでしたか？
訓練が行われると聞きました。急に危険になったりはしないでしょうか？
このような素朴な疑問を受け付ける時間は与えられていたでしょうか？