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第34回腎移植・血管外科研究会 2018年5月25日26日 鹿児島市民文化ホール

2018-08-03 02:29:22 | Diaries
150年前 1868年 慶応3年12月7日ー明治元年11月18日

奄美大島は1609年から植民地の状態が続いていた。イギリスの王権と議会の対立、フランスの革命といった、人権保護を勝ち取ってきた当時の市民議会側が本国に当時の奄美大島を紹介するとすれば、江戸の幕府を中心とする中央政府と地方領主の関係をレポートする要領で地方領主と奄美大島の住民の関係をどのようにレポート、記述したであろうか。

ここで第33回腎移植・血管外科研究会が去年神奈川県小田原市で開催され、今年2018年 第34回腎移植・血管外科研究会が5月25日・26日の両日開催された という話に跳躍することになります。

150年前には、一つの県に例えば神奈川県の内部に、植民地の身分を抱えていた。というようなことがあったわけです。

鹿児島県の内部に、植民地に区分される、該当する地区・身分を設けていた。わけです。

愛媛県の中に、植民地地区があったとするならば、潤沢な供給・滞りのない調達を可能とすることができてしまうわけです。

ほかの県にはそういうことはなく、鹿児島が特殊なだけとすれば、なおさら、150年前の区分設定から見た目には一見対等、平等のように見える、ところまでこぎつけた奄美諸島で生活を営んできている住民を、供給源としてみてほしくない、誤った方向へ導いてはいけない、偏った見方を持たせてはいけない、

いろんな実験は、150年前には植民地の地位にあった人を優先させましょう。という流れをおこしてはいけない。

あまりも無知であるから、むしろ保護されるべき、正しい見方、考え方、情報が届くようにしておく必要がある。

という意味で、ひとつの大きな政治団体や医療団体が、「献腎・推奨」なんていうのぼりをたてたら、その方向へがたがた~と突っ走ってしまいかねない。雪崩に飲み込まれてしまいかねないことを危惧しています。

奄美大島の人は、どういう人の言うことを信じやすい、といった市場調査を行い、外の世界に対してどのような印象を持ってしまっているか、傾向を知っておく必要があります。

ひとつの大きな政治団体や、医療団体が、どういったものが障害として立ちはだかっていた、成長を妨害してきた、営業を妨害してきたと、講演すれば、それがイコール奄美大島の人の見方となるわけです。

奄美諸島の外のどのようなものに対して、すでに印象を持っているわけです。ひとつの大きな政治団体や、医療団体が抱いている印象を住民が共有しているわけですから、医師会に対しても、医局に対しても印象を持っているわけです。

私の立場は、どうすれば、先入観の支配から解放して、偏りのない、予断を持っていたばかりに判断を誤るというような不幸が起こることを避けられるようにできるか、おたがいの得意なところ、苦手なところに興味をもってもらい、偏見を持たずに得意としているところで最適な処置が受けられるよう、常に適当な所を選択できるように ということになります。