新笠通信 奄美電信版

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奄美群島地区 大島郡医師会の域内において お年寄りたちは お薬手帳を複数用意して 病院ごとに使い分けている。

2018-11-17 16:59:34 | Diaries
お年寄りたちは、自分が徳洲会系の病院にかかっているかどうかを悟られないように、お薬手帳を、徳洲会系病院で提示する時用、徳洲会以外の病院で提示する時用と、2冊用意して、使い分けている。

なぜこのような行為が生まれるのか?

彼らは、医師の力量を評価する能力までは持ち得ていない。同時に、薬剤の力量を評価する能力もむろん持ち得ていない。

自分の体に入ってくる薬の飲み合わせの悪さによる悪影響や、医療機関同士で情報が共有されないことで生じる重複投与による悪影響よりも、「よその病院にかかっていることを知られなかった」であろうという自己満足のほうを優先させている。

異なる医療機関同士で情報が共有されることの断絶化を招いている。

一般の人が医療機関を評価する時に重要なことは、この病院グループは県内域においてどの程度孤立しているかといった、情報共有の断絶の程度、この病院は医療事故の際にフォローしてもらえるような提携先を確保できているかといったことである。

相関関係を明らかにして、繋がりの強さ弱さを評価するわけである。

あの病院からあの病院への転院搬送の実績はほとんどないといった県域における関係性からかかってよいかどうかを判断するわけである。

県内で孤立傾向だとしたら、どこへ流すことでバランスをとっているかといったことを評価するわけである。