新笠通信 奄美電信版

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プライバシーは財産である

2007-06-17 23:56:36 | 7F
みなさんお元気ですか?

今月もたくさんテーマがでてきましたけどなかなか順調に前へ進めることができません
ひとつのテーマを語るにもテーマひとつひとつがとらえる立場によって現時点での認識がことなるのでそれぞれのテーマをとりまいている社会背景をわかりやすく説明しないとなかなか言いたいことの筋が見えてこないのではないかと思います

今日の主題はリスクの分散です
リスクの分散とは財産を保全するために必要な考え方です
財産を守るには安全な管理先を複数確保しなければなりません
財産とは換金性のある資産や人的な関係性そして知的財産などの情報をも含みます
いわば社会生活にまつわるすべてを財産としてとらえることができ通貨の単位で表示できるものから個人と他者の関係性、個人が蓄積している知的情報ということができます
財産はほうっておくとすぐに人手にわたってしまいます
財産ほどもろいものはありません
財産を守るということは財産に発生している利益を享受している者すべてを守ることと同義になります
財産を守れない人は身近な者の財産も守れません
より多くの財産を守ることができるものはより多くの者の財産を守ることができると言い換えることもできます

財産は普通に守っていてもいつのまにか他者にかすめとられてしまうものです
他者の財産をも含め管理している者の絶対数が少ないため大多数の者にとって財産は奪い取る対象でしかないのです

一度は検討しなければならないことは資産の構成比です
預貯金・債権・株式・不動産などの構成比です

資産の構成比と同様に他者との関係性も配分が重要です

個人が内部に蓄積している知的財産は情報に換金性を持たせるかどうかというように主観的な判断が可能です

何かを守るには守るのに適した人材との関係性を選択しなければなりません

財産を守るには財産を保管する場所を信用できなければ安心できません
財産を守るには信用できる他者との関係性を継続しなければなりません
財産のまわりは信用できるもので固めななければならないということです

ひとを見るということの中には財産に悪影響をおよぼすことがないかといった識別が含まれているのです

財産を守っている人は公開できない情報を必要以上に抱えているものです
財産とはプライバシーそのものです
プライバシーを守れない人は財産を守ることができない人であるということができます
なので他者の財産を管理している者は他者のプライバシーを死守しなければならないのです
他者のプライバシーを守れない人は財産管理不適格者であるといえます

業務上で知りえた個人情報を過失で漏洩した者は他者の財産管理には不適であるということができます
故意に漏洩した者は処罰の対象でしかありません

プライバシーの重要性を今日は説いています
プライバシーを守ることができない者は信用するに値せずということです
プライバシーを守れない者が財産に近づくことを排除する行動をとることがごくごく一般的であるということです

プライバシーに例外があるとすれば他者の違法行為を知りえてしまった場合に違法と知っていながら黙認する行為です
この場合を同罪といいます

ですのでやってはいけなさそうなことばかりやっている人は違法行為を行なっている可能性が高いのでそういう人々には最初から近づかないことで身の安全を確保するということもひとつの手です

せまいコミュニティーで生活を送っている者は財産を分散させることで災難時の損害を低減することができます

大事な情報を遠方に分散しておくと狭いエリアでの情報共有者を最少に抑えることができます
財産にまつわる情報の共有者が限られているということが強みとなると考えている立場の者が多いため狭いエリア内で大事な情報を共有している者が少なければ少ないほど都合がよいと思うのであれば大事な情報を地域外で処理することは有効でしょう

守るべきものがある者ほど言外できる情報はないといえます
守るべきものが持っている情報は他者に漏れてしまうと弱みにしかなりえないのです

奄美大島で他者の財産の管理を行なうとすれば財産の所有者は島外の者であることが適当であると考えられます
同様に奄美大島に財産を所有している者は島外の者に管理を委ねることが適当であると考えられます

エリア内における財産情報の漏洩を極小化することでインサイダー情報を入手した者による悪影響を最少に抑えることが目的です
プライバシーの保護を地域外に求めるのです

なので奄美の人が他者のプライバシーを守ることに適しているのならば地域外の人が重要な情報を島で処理するよう依頼するようになるでしょう

管理しなければならない財産を所有している段階にいたっている市民が他者を信用する基準はプライバシーが守られるかどうかです
情報を漏らさない主体しか信用できないのです

先日まで封建制を説いて今日は一転プライバシーの保護を説いています

プライバシー情報を悪用した恐喝者が存在するから個人情報を漏洩している者の処罰の必要性を説いているのです
市民の中には個人情報が弱味となる者と個人情報にまったく影響を受けない者で分類できます
現代は携帯電話番号ひとつわかってしまえばありとあらゆる個人情報を入手することができてしまいます
お金を払って個人情報を買う者がいるから個人情報を売るようになる者がでてくるのです

お金を払って個人情報を入手しターゲットを絞って物を買わせたり投機性の強い取引を勧めてきたりお金を貸したりする人がいるのです
お金がある人に何かを勧めるのはよくある話ですがお金がない人にもお金を融通して物を買わせたりしてくるのです
物を買わせるために与信してくるのです
お金を貸したいから物を買わせてくるといってもよいでしょう

今日はお金の話になってしまいましたね
個人情報はお金と同様財産であるということです
他者を信用するときにポイントとなることはプライバシーを守れるかどうかということです

農村地区ではプライバシーがどうかと考える前に
封建的な支配を受けている者にはプライバシーそのものがないということです
封建的な支配者だけがプライバシーを守ることに躍起になっているということです
封建的な価値観の中にある支配者と従属者では保護されている内容にどれほどの違いが存在するか今後検討なければならないでしょう
現代でも封建的な価値観に支配されている集団があるとするのならプライバシーを保護されていない従属者の格差是正を訴えていかなければならないでしょう

その前にプライバシーを守られるだけの市民に育ってもらわなければここで書いている意味がないということになります
訊かれる事ひとつひとつを馬鹿正直に答えているような人が発生してはいけないのです
訊く人も訊く人ですが他者からプライベートについて訊ねられた時には相手が訊ねることができるだけの根拠を持っているかどうか確認しましょう
根拠に基づく権限もなく事情聴取してくるような人には根も葉もないようなリップサービスを差し上げておきましょう

財産を守るという話をすれば重い話になります
こういう話をここであまりしたくはないのですが
今日ひとつだけ覚えてほしい事があるとすればプライバシーを守れない人は信用してはならないということです

競争が激しい商業世界では他者のプライバシーを悪用して相手に不利な取引をせまる悪質業者がごく自然のことであるかのように恐喝行為におよぶのでプライバシーが漏れるということは個人が他者に弱味を握られたということとほぼ等しい事実であるというわけです

それでは今日もありがとうございました


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