toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「光」 三浦しをん

2013年09月27日 | 読書日記
登場人物が全員自分のことしか考えないいやな奴ばかり・・・。
こんな両親の元で椿はどんな子供になるのやら。
冒頭では嫌でも2011年の津波を思い出してしまうし、とっても後味の悪い小説。
三浦しをんにはやっぱり楽しい話を書いて欲しいな。。



集英社
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「あやしい探検隊焚火発見伝」 椎名誠/林政明

2013年09月24日 | 読書日記
あやしい探検隊の番外編。
料理や食材がメインテーマのキャンプ紀行と言ったところ。
椎名誠が思い入れや経緯を書いたあと、リンさんが料理について薀蓄を語ると言う構成。
写真やいつものメンバーのバカ話も収録されていてお買い得。


小学館文庫
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「かの名はポンパドール」 佐藤賢一

2013年09月23日 | 読書日記
フランス版大奥物語。
平民からルイ15世というフランスの王様(日本で言えば徳川何某)の籠姫となったポンパドールの半生を描いた作品。
定番の足の引っ張り合いや出世争い・・・。
どこの国でも同じですね。


世界文化社
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「私が語り始めた彼は」 三浦しをん

2013年09月22日 | 読書日記
村川融と言う人の周りの人を主人公にした連作短編集。
書かれている内容は難しくないけれど、何を言いたいのか良く理解できない。
三浦しをんの作品として期待して読み始めたけれど、かなりがっかり。。


新潮社
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「タイド」 鈴木光司

2013年09月19日 | 読書日記
「リング」の続編らしい。
「リング」を読んでいないので背景や設定が良く分らないけど、どうも肉体を変えていきながら意識だけが生き続ける主人公達。
でも肉体を変えるとそれまでの記憶がなくなるので本を読んで勉強しないといけないらしい。
登場人物たちはみんな「リング」を読んで真相を知ったことになっているという良く分らない構成。
とにかく「リング」で謎だったことが、この本の中で解決しているらしいけど・・
プロローグとエピローグに、近所の井戸尻遺跡が登場する。



角川書店
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「上石神井さよならレボリューション」 長沢樹

2013年09月16日 | 読書日記
高校生が主人公の青春物。森博嗣の小説にちょっと似た感じのドタバタミステリー短編集。
天然の川野愛香、完全無欠の岡江和馬とその姉の瑠衣など現実離れの登場人物とやたらに不自然な展開だけど、分りやすい文章と構成でスラスラ読める。
滅多にマスコミなどに出ない母校が名前をちょっと変えて登場して少しだけ感激。


集英社
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「水色の娼婦」 西木正明

2013年09月15日 | 読書日記
世界大戦中の諜報活動に利用された娼婦がインタビューに答えて過去を回想すると言う手法で書かれた作品。
時代背景が複雑で、登場人物が多くて完全に細かいところまで理解することは放棄したけれど、ようはラブストーリなので細かいことは気にしない(笑)


文藝春秋
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「月の上の観覧車」 荻原浩

2013年09月14日 | 読書日記
主人公がふと過去を振り返る形で、その人生を描くというスタイルが中心の短編集。
「明日の記憶」とか「あの日のドライブ」の路線の作品。


新潮社
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「オー・マイ・ガアッ!」 浅田次郎

2013年09月11日 | 読書日記
ギャンブルにもラスベガスにも全く興味が無い私にはチンプンカンプンの内容ばかりだったけど、ストーリはちゃんと理解できました。
小林信彦の「オヨヨ大統領」シリーズを連想させるドタバタ物語。
作中に作者が登場する・・って吉行淳之介にもあった手法が登場。


集英社文庫
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「マイルス・デイビス完全入門」 中山康樹

2013年09月07日 | 読書日記
中盤のアルバム紹介の項は「マイルスを聞け」と内容はダブルけれど、別のことが書いてあるから、「聞け」を持ってる人が買っても大丈夫です(笑)。


KKベストセラーズ
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「花のさくら通り」 荻原浩

2013年09月04日 | 読書日記
「オロロ」「小鳩」に続くユニバーサルの第3弾。
同じ路線で結末も予想通りだけど、展開は充分に楽しめる。
流石に荻原浩得意のジャンルだけど、今回は早苗の登場場面が少なくて、早苗のキャラクターが大好きな私としてはそこが物足りなかった。


集英社
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「移された顔」 帚木蓬生

2013年09月01日 | 読書日記
3部構成で、最初が極短い小説。
2番目はこの本のメインの部分で何故か戯曲で書かれている物語。
最後は後書きで医学の立場からの現状の説明となっている。
全て同じ「顔面移植」がテーマ。

最初の話はかなり衝撃的な内容でちょっと引いてしまうが、それを読んだ後に読むことになる2番目の話はすんなり受け入れられる。
ただ戯曲になっているのが個人的には宜しくない。
普通の小説にして欲しかった。
著者は現役の医者と言うことなので、内容には間違った点は無いと思われるし、とてもリアル。
「孤高のメス」を連想した。

ちなみに著者名は「ははきぎ ほうせい」と読むらしい。
(そのままでは変換してくれません)


新潮社
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