toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「あかり野牧場」 本城雅人

2022年04月29日 | 読書日記
競馬の話でした。
競馬も含めてギャンブルには全く興味が無い、というより嫌いなので分からないことばかり。

良くまとまっているけれど、出来過ぎのストーリ展開と結末。
安っぽい物語になる一歩手前でギリギリ踏みとどまった感じ。





祥伝社
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「ヒトコブラクダ層ぜっと」 万城目学

2022年04月27日 | 読書日記
古代文明、恐竜とマニアックな内容と意味不明な設定でサッパリ要領を得ないため読むのにやたらに時間がかかる。
上巻は何だか分からない状態のまま終わって、最後の最後にすべての謎がまとめて解き明かされる。

メソポタミア文明とシュメール人が何故滅びて行ったのか、新しい解釈・・・?



幻冬舎(上下巻)
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「テウトの創薬」 岩城一麻

2022年04月19日 | 読書日記
創薬ベンチャーを巡る物語。
最初の試練は不可解な密室殺虫事件。
そして、次は敵対的企業買収を巡る攻防となるけれど、これ以降の展開は舞台が創薬ベンチャーでなくても成り立ってしまい、その辺りがちょっと惜しいし、予想通りのホワイトナイトの登場。
月並みな感じのまま終わるのかと思ったら、最後に創薬ベンチャーならではの思わぬ展開。

先月初版発行の書き下ろし作品だけど、COVID-19には全く触れてない。
執筆中に起きたパンデミックで入れられなかったのかな?





角川書店
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「おちゃっぴい」 堀川アサコ

2022年04月17日 | 読書日記
美しき刺青彫師の青治、青治に片思いする剣術道場師範代の巴、その巴に想いを寄せる十手持ちの桃助。3人の幼なじみの連作短編集。

構成のせいもあって、どの話もちょっと理解しにくい。
設定が良いだけにもったいない。

最後の話で青治の謎が解けるけれど、続きが読みたくなる展開。

図書館で借りたんだけど、週刊誌みたいな紙のため、ボロボロになりかけている。。。





講談社
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「月の王」 馳星周

2022年04月15日 | 読書日記
かなり極端な設定のハードボイルドかと思って読んでいくと、子供向けのアニメのような荒唐無稽な展開になる。
でも、ストーリの面白さに引き込まれて読み進めてしまう。

馳星周は、ホノボノ系に比べてハードボイルドはイマイチなものが多かったけれど、この作品で新しい境地を開いた感じ。

最後はどうなるかと思ったけれど、この終わり方だと続きがありそう。。。






角川書店
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「薫風のカノン」 福田和代

2022年04月13日 | 読書日記
航空自衛隊航空中央音楽隊ノートの第3巻(最終巻)。

最初はサイドストーリだった花音と渡会の話がメーンになってしまった。
つまらない訳じゃないkれど、せっかくの設定が航空自衛隊航空中央音楽隊である必要が無くなってしまいかなり残念。





光文社
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「群青のカノン」 福田和代

2022年04月12日 | 読書日記
航空自衛隊航空中央音楽隊ノートシリーズ2弾。

シリーズ第1巻の「碧空のカノン」は武田綾乃の「ユーフォニアム」の色だったけど、この第2巻は音楽小説じゃなくて恋愛小説になってしまった感じでちょっと残念。

もう1冊あるから読んでみよう。。



光文社
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「碧空のカノン」 福田和代

2022年04月10日 | 読書日記
表紙のアルトサックスを吹こうとしている女性のイラストを見て手に取った。
(私もアルトサックスを吹きますので・・・・)

航空自衛隊航空中央音楽隊を舞台にした短編集で、ライトミステリーになっている。

自衛隊と言うと有川ひろだけど、どちらかというと武田綾乃の「ユーフォニアム」の色。





光文社
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「ぼくもだよ。」 平岡陽明

2022年04月09日 | 読書日記
途中で何となく安っぽい結末が見えてきて、ほぼ予想通りの展開だったけれど、ずっと感動的な物語に仕上がっていた。
最後は「ここで終わっちゃうの・・・」と言うところで、どうせならそのまま一緒になって欲しかったかも。。

本間とかすみも気になるけれど、希子と近藤や神楽坂ブックラボのその後も知りたい。。





角川春樹事務所
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「晴れたらいいね」 藤岡陽子

2022年04月08日 | 読書日記
何も考えずに適当に選んだ本だったんだけど、読んでいれば嫌でもロシアに攻撃されているウクライナのことを連想してしまう。

看護師の女性が植物状態の高齢女性患者と入れ替わってしまう。
しかも終戦間近のフィリピンで野戦病院の看護婦として働いている状況で、そこから苦労の物語が始まる。
患者の記憶が彼女に入り込むという結末かと思っていたけれど、実際に人格が入れ替わったとう設定でした。
色々考えると平仄が合わないところも有るし、戦時中なのに外来語を使っていたり不自然なところも有るけれど、細かいところは目を瞑って、物語は素晴らしかった。
菅野婦長や梅、そして進藤さんも無事でよかった。





光文社
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「カムカムマリコ」 林真理子

2022年04月06日 | 読書日記
久しぶりの林真理子のエッセイ。
昔は文庫の新刊が出ると、小説でもエッセイでも欠かさず買っていたから数十冊持ってるけど、いつの間にかエッセイは読まなくなっていた。
久々に読んで読まなくなった訳が分かった。
話題が芸能界、テレビドラマ、(銀座などの)高級店・・・。
私が全く興味の無い分野ばかり。。
たまに共感できる話も有るけれど、もうエッセイは読むことはないでしょう。

シリーズが33も続いてるってことは、こういう話題が好きな人も多いのかも・・。





文藝春秋
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「ニコデモ」 藤谷治

2022年04月04日 | 読書日記
話があちこち跳んで、語り手もどんどん変わっていき、何の話なのかさっぱり分からなくなるが、最後にすべてが繋がるという出来過ぎな話。

もう少し整理された形で、同じ内容の物語に仕立ててくれたら何倍も面白かったと思う。




小学館
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「はやぶさと日本人」 永山悦子

2022年04月02日 | 読書日記
先月読んだ津田雄一の「はやぶさ2のプロジェクトマネージャーはなぜ「無駄」を大切にしたのか?」はプロジェクトマネージャーが書いた本だったけど、こちらはジャーナリストの立場からみたはやぶさ及びはやぶさ2プロジェクトドキュメント。

しっかり取材されていて臨場感一杯で楽しめた。

ただ「おわりに」に本人もちょっと触れているけれど、構成の都合で時系列がバラバラだったり、同じ話が何度も登場したりするのをもうちょっと工夫してすっきりして欲しかった。




毎日新聞出版
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