2週間ほど前に「ラジオマンジャック」(NHK-FM)で憂歌兄弟が「おそうじオバチャン」を生で歌っているのを聞いて驚いた。
(知らない人のために:「おそうじオバチャン」は憂歌団のデビュー曲で放送禁止歌として指定された。それに対して、憂歌団は「お政治オバチャン」という曲を発表。)
そのことが気になっていたとき、偶然この本を見つけたので読んでみた。
第一章ではなり行き上、誰がどんな基準で指定し、どんな曲が指定されているのかということを調べた話。その結果、実は放送禁止歌というものは存在せず、実際は民放連が要注意歌謡曲としてガイドラインを示しているだけ。それも現在は存在していないという驚くべき事実が判明。
放送禁止歌と問題が密接な関係があることから第4章ではその辺についての調査の話もある。
放送禁止歌を通して日本の文化にまで言及した問題作かも。
知恵の森文庫