toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「うぶすな参り」 細木泰英

2015年03月31日 | 読書日記
「鎌倉河岸捕物控」の23巻。
11代目は夏吉(かきち)と命名される。
一冊でひとつの物語+オマケの話という構成は相変わらずだけど、メインの物語で2つの話が同時進行する。
最後はこれでちゃんと解決してるのか??


角川春樹事務所
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「東京帝大叡古教授」 門井慶喜

2015年03月30日 | 読書日記
連続殺人事件の謎解きミステリーとなっているけれど、登場人物の行動や物語の流れは滅茶苦茶。
単純な娯楽小説として楽しめる作品。


小学館
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「超ひも理論をパパに習ってみた」 橋本幸士

2015年03月29日 | 読書日記
学生時代に習ったことから物理学はこれだけ進んでいたのか。
大学では量子力学までだったけれど・・・。
超ひも理論はニュートンとかで名前くらいは知っていたけれど、この本で何となくは理解できた。


講談社
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「となりの革命農家」 黒野伸一

2015年03月29日 | 読書日記
しばらく池波正太郎を読み返していたので、久しぶりの新作。

主要登場人物が出揃って、物語が動き出した時には結末が見えていて、ほぼ予想通りの結末だったけれど、ストーリは予想をはるかに超えたスケールで楽しませてもらえた。
日本の農業や農政の問題点など指摘しつつ一つの解決策を提案してる点は良いけれど、最後の展開はちょっとご都合主義すぎるかも・・・。

タイトルの革命農家というのは春菜と和也のことを指しているんだと思うけれど、特に後半は主題が別のところにありタイトルと合わない。



廣済堂出版
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「天地明察」 冲方丁

2015年03月22日 | 読書日記
妹のお勧めで読んでみた。

大和暦を作り初代天文方になった渋川春海の半生記。
きっと妹が勧めた理由は、ストーリの面白さというよりも、幾何学をはじめとする数学や天文学の話が私の興味を引くだろうという点だったと思われる。

文章があまり熟れていないので、さっと読むと内容が理解できず、気合を入れて読み返さなければいけない箇所が多数ありちょっと疲れた。
磯村塾を訪ねる時、いつもおかしな魚を手土産にするところがえんに気に入られたのかな?



角川書店
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「もらい泣き」 冲方丁

2015年03月16日 | 読書日記
泣ける話をまとめた短篇集。
じんわりする話も有るけれど、話自体がそもそも泣けるような話じゃなかったり、構成や文章のせいでそれほどでもない話になってる方が多かったりする。


集英社
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「わが槍を捧ぐ」 鈴木英治

2015年03月15日 | 読書日記
戦国時代を生きた可児才蔵の半生記。

どこがフィクションでどこが事実か分からないけれど、ストーリが淡々と進むだけで、思い入れや感動が無い。

場面が変わる時はいつもいきなり話が始まり、徐々に展開が分かるような書き方なので、そこまで読んでようやく、そうだったのかと理解できるため、そこまで場面が変わったことに気づかない。
そのためその部分をまた読み返してみるようなことが何度もあって、ちょっとイライラ。



角川春樹事務所
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「ロストデイズ」 大崎善生

2015年03月12日 | 読書日記
大学の同級生と結婚し、やがて娘が生まれる。
定年退職してフランスに移住した恩師が倒れたと聞き、二人で見舞いに行く。
ただそれだけの話。

導入部だけが続いて、物語の本題に入る前に終わった感じ・・。

それにしても表紙のイラストのセンスの悪さ。



祥伝社
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「無銭横町」 西村賢太

2015年03月11日 | 読書日記
なんだか良くわからないし、ちっとも面白くない。
「棺に跨る」も最悪だったし、この作者はどうも合わない。


文藝春秋
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「あなたは、誰かの大切な人」 原田マハ

2015年03月11日 | 読書日記
短篇集。

作者とタイトルから想像できるように、ハートウォーミングな作品集。

ただ短編のせいかちょっと物足りない感が・・。
原田マハのこの手の小説は長編の方が良い。

最後の「皿の上の孤独」は。「ごめん」収録の「夏を喪くす」の後日譚。


講談社
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「サンティアゴの東渋谷の西」 瀧羽麻子

2015年03月10日 | 読書日記
6つの短編集。

最初の4作品は、短編と言うより長編の冒頭という感じで、「ここで終わっちゃうの?続きは??」。
残る2作品はどちらも主人公の相手の考えてることが理解できず、内容も面白くない。

最初の作品が「サンティエゴの雪」、最後の作品が「渋谷で待つ」でタイトルはここから取ったものと思われるが意味が不明。
タイトルが良くないうえ、表紙のデザイン、イラストも全く頂けない。


講談社
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「おまめごとの島」 中澤日菜子

2015年03月09日 | 読書日記
おしゃまな女の子に振り回される父親が、荻原浩の「オロロ」シリーズのような雰囲気の小説。
秋彦のキャラクタがちょっと異常過ぎ、全体に詰めが甘い。
言問子が秋彦に対する感情の変化が全く読み取れないだけにラストは唐突過ぎる。
深水黎一郎の「テンペスタ」のように一度離ればなれになった遥が突然戻ってくる展開の方が感動的になったかも。
ストーリ自体が良くできているだけに、色々と惜しい・・


講談社
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「小さいおうち」 中島京子

2015年03月08日 | 読書日記
妹のお勧めで読んでみた。

平井家の女中タキの物語。
妹の推薦ということで期待が大きすぎたのか、もうひとつだった。


文藝春秋
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「冷蔵庫を抱きしめて」 荻原浩

2015年03月08日 | 読書日記
色んなタイプの短篇集。

どの作品も荻原浩らしい文章だけど、内容は様々。

冒頭の2作品、「ヒット・アンド・アウェイ」と表題作が良い。
段々つまらなくなっていく印象。


新潮社
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「薫香のカナピウム」 上田早夕里

2015年03月03日 | 読書日記
SFファンタジー。

熱帯雨林で樹上生活を送る人達の物語かと思っていると思わぬ方向に進んでいく。
最初は面白かったのに、物語の核心にに進むうちに安っぽい話になっていってしまう。

全体的には冴崎伸の「忘れ村のイェンと深海の犬」のような印象。


文藝春秋
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