中山七里にしては、設定にリアリティが無いし、ストーリ展開もイマイチ。
だけど、何故か先が読みたくなる不思議な小説。
2024.9.20
幻冬舎
中山七里にしては、設定にリアリティが無いし、ストーリ展開もイマイチ。
だけど、何故か先が読みたくなる不思議な小説。
2024.9.20
幻冬舎
地下鉄の私服警備員の連作短編集かと思ったら、サイドストーリかと思っていた主人公の想いが実はメーンテーマの長編小説だったという作品。
東京の地下鉄の路線は全く頭に入っていないから○○線と言われても良く分からなかったけれど、読むのには支障なかった。
折角個性的な4人が登場するんだから、それぞれがもっと活躍して欲しかった。
2024.9.24
PHP研究所
表題作に非常に短い2つの作品で構成されている。
最後の短編は表題作の前日譚?
2つの欄篇は全く意味不明。
表題作は何だか分からない話が細切れに出てくるけれど、それぞれの話がなかなか見えてこない。
イライラしながら読み進めると、段々分かって来る頃に徐々にそれぞれの話が繋がってくる。
でも、話が変わったところで状況が突然変わっているところが多くてやっぱり分かりにくい。
苦労して最後まで読んでも、どうってことない話。
今まで読んだ中では良い方だったけど、この作者は私には合いません。
2016.1.30
河出書房新社
2部構成になっているけれど、内容的には第一部の話の主人公を変えた後日譚が第二部っ感じ。
簡単に言えば町中に落書きしてる人の話だけど、そもそも彼等の行動原理が理解できないし、専門用語の細かい使い分けも分からないので読んでいても何か表面的になぞっているだけって感じで、最後まで入り込めなかった。
2024.9.10
文藝春秋
祖父の作ったどら焼きを目指して和菓子職人になったワコの成長物語かと思っていたら、彼女が祖父の味の秘密を調べる過程で彼の生涯の物語にもなっていた。
女性和菓子職人と言えば、「釣りバカ日誌」を読みたくて購読していた漫画雑誌に同じテーマの作品が連載されてた時期が有ったけど、やっぱり浅草の店で修業してたっけ。。
ご都合主義なストーリ展開で、職人としてはどんどん進んでしまうが、祖父の味の再現の方はなかなか手強い。
そして予定調和のラストだけどかなり面白かったです。
2023.2.10
講談社
「紙とクイズと密室と」を読んで面白かったので遡って読んでみた。
3部作の2作目ということで、さらに前作が有るらしい。。
2022.3.23
宝島社
食堂のおばちゃん11
最後は思った通りと言うかこうなれば良いなの展開。
旅立つ万里と新しい仲間のさっちゃんこと皐の活躍に期待。
2022.1.18
ハルキ文庫
食堂のおばちゃん10
今回から章の扉のデザインが変わってちょっと違和感が有った。
2021年の夏の話で、前回の東京オリンピックの次の年に開店したと言ってるからオリンピックがらみで何か有るかと思ったらあっさりスルー。
後藤に代わってこれから京子が常連になっていくのかな?
何の脈絡もなく私の母校が登場。
このシリーズで2回目の登場だけど、著者とは何か緩解が有るのかな?
早稲田の文学部卒の人が何故理系の国立大学??
2021.7.18
ハルキ文庫
食堂のおばちゃん9
日本酒からワインにシフトしてるしメニューも洋風化してあまり食欲が湧かなくなってきた。
ケチャップが好きではないのでナポリタンもそそられない。
この路線で進んでいったら読まなくなるかも・・・。
結局TKGはメニューになったのかな?
2020年の暮れから21年初夏
2021.1.18
ハルキ文庫
DI犬のスピカと彼のハンドラー凪川遥の物語。
病院で患者に寄り添い癒しを与えるスピカを通しての遥の成長物語にもなっている。
犬が活躍する物語としては樋口明雄の一連の作品をはじめ沢山有るけれど、これも良い話だった。
ただ、一つのエピソード(章)の合間に遥が国家試験に合格して看護師になってスピカと出会うまでの話が細切れに入る構成は頂けない。
当然、私は最初にそこだけまとめて読みましたけど・・・。
2024.8.10
U-NEXT
表題作の中編に2つの短編という構成の本。
3作とも何だか良く分からなくてイライラする内容。
特に表題作は何故か二人称で書かれている。
それも「彼女は」と書けば良いところをただ「あなたは」としただけの意図かまるで理解できない書き方で、ひたすら気持ち悪い。
この作者の作品はもう二度と読まないと思う。
2022.11.8
講談社
面白かった。
シリーズ物らしく、前作を読んでいないと分からない話とか出てくるけれど、本筋のストーリにはあまり関係無いので大丈夫。
本に使用する紙の話と言えばはらだみずきの「銀座の紙ひこうき」を連想するけれど、こちらはそれ以上に専門用語満載。
一つも覚えられなかったけれど参考にはなった。
2023.8.14
宝島社
物語は面白くて最後まで楽しめた。
いつの時代の話だ?って思ったけれど、H県のS知事の例もあるから今でもこんな会社有っても不思議じゃないかも・・・。
映画にも俳優にも全く興味の無い私には比喩がちっとも近い出来なかった。
2017.7.17
小学館
いかにも山田宗樹らしい設定がぶっ飛んでる小説。
今まで読んだ中では一番リアリティが有ってストーリも面白かった。
弁護士や妻と思考実験をする場面が多く登場するけれど、合理的に考えてちょっとおかしいと思う部分も色々あるもののぶっ飛んでいる設定をそれらしくうまく説明していていい方法だと思った。
ただ、タイトルが内容を上手く表していなくて残念。
2024.9.8
角川春樹事務所
やっぱり出来損ないの三崎亜紀みたいな作品。
書いてあることは理解できるのに、全体を通してなんだか分からないと言うのは「百年泥」と同じ。
「百年泥」はまだ面白いと思えたけれど、これはちょっと・・・。
同じく理解はできなかったものの同時収録の「星晒し」の方がまだ少し良かった。。
2020.9.25
新潮社