一見全く関係ない話が、メインのストーリの合間に登場する構成の小説は好きじゃない。(1Q84とか・・)
この本は、字体まで変えたいくつもの話が挟まれているので、読んでいてストーリが混乱する。
しかもみんなファンタジっぽい内容なのでますます分りにくい。
合間に挟まれる話がやがてメインの話に繋がるというのは想像通りだけど、実は主人公の書いた小説だった・・と思ったら・・とひねりが入っていたり、解離性障害とか脳挫傷の後遺症とかの影響で・・とか凝った作りになっているけど、ちょっとやりすぎという感じ。
メインストーリはライトホラーミステリーと言ったところで、意外な結末でそれなりの出来だとは思うけど。。
文藝春秋