「ヒミツの話」が久美子達が1年生の時の話だったから、この「ホントの話」は2年生時代のスピンアウト作品集かと思って読み始めたら、最初の「飛び立つ君の背を見上げる(Fine)」は夏妃達の卒業式の日の話。
1年飛ばして次の年の話?と思い巻頭の登場人物一覧を見直したら夏妃は3年生??
次の「数学は学生の義務ですから」は半年戻って久美子達が2年生の夏休みの話。
そのまた次の「だけど、あのとき」はさらに半年戻ってあすか達の卒業式・・・・・。
という感じで、物語の時間はランダムで、登場人物が関係者と言うだけの短編集。
それぞれの話は面白いけれど、本編とはあまり関係無いというより、どうでもいい話がほとんど。
「アンサンブルコンテスト」はそのまま本編に組み込まれていてもおかしくないけれど、長さの問題でこっちに回したんだろうか??
夏妃から優子への返事も是非読みたい。。
出来たら物語を時系列に並べて欲しかった。
宝島社文庫