toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「夜と跳ぶ」 額賀澪

2024年07月31日 | 読書日記

額賀澪が今度選んだ種目は、柔道、体操と並んで日本のお家芸となったスケートボード(と言ったら過言?)。

エイジが言ってることが、多くのスケータ達の考えかどうかは全く分からないけれど、この小説の大前提になっているから、とりあえずそれを認めて読まないといけない。

エイジは東京オリンピックでスケートボード男子ストリートの初の金メダリストと言う設定だけど、現実の金メダリストの堀米は昨日パリで2連覇。
現実の方が小説よりすごいね。。。

冬に第2巻の発売が決定してるらしいから、読まないと・・・。
次はローイングを書いてくれないかな。。。

 

 

 

 

2024.7.31

PHP研究所

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「そう来る?僕の姉ちゃん」 益田ミリ

2024年07月29日 | 読書日記

普段漫画は読まないけれど、朝日新聞に金曜に隔週で書いているエッセイが気に入っていたので読んでみた。

シュールな話が多い短編集と言った感じ。
なるほど・・・と言うものも有るけれど、意味不明なものも。。

テーブルを挟んで向かい合って姉弟が会話している(しかもどちらかが本を読んでいたりする)のがほとんどで、絵が付いてる意味が良く分からないでもない。

「僕の姉ちゃん」シリーズとして何巻も出ているようだけど、もう良いかな。。

 

 

 

 

2024.7.4

マガジンハウス

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「わたしの知る花」 町田そのこ

2024年07月29日 | 読書日記

一人の老人の人生を描いた物語。

意味なく時代がアチコチ飛んで読みにくいけれど、最後まで飽きずに読めた。
途中で結末が読めて、ほぼ思った通りだった。

昔のように変な「」の使い方をしなくなったのは非常に良いけれど、この表紙のイラストは頂けない。

 

 

 

 

 

2024.7.25

中央公論新社

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「ある日、アヒルバス」 山本幸久

2024年07月28日 | 読書日記

「天晴れ」が面白かったので、その前作となる作品を探して読んでみた。

主人公からモブキャストまで、キャラ設定が抜群。
こんな素晴らしいキャラクタたちが登場する物語がつまらない訳が無い。
2作で終わらせることなく、デコがガイドを辞めるまで続けて欲しいな。。

 

 

 

2008.10.25

実業之日本社

 

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「いのちの人形」 横関大

2024年07月27日 | 読書日記

この設定を考えた時点でもう傑作が決まっていた・・・と思うような内容。
細かいところでは色々有るけれど、ちゃんと納得できるように書かれているし、ストーリも良くできている。
ただ、ホラーと誤解されるようなプロローグは無い方が良かった。

もしかして、横関大は合うのかも・・・。

 

 

 

 

2019.1.26

KADOKAWA

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「紅雲町ものがたり」 吉永南央

2024年07月25日 | 読書日記

「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズは何冊か読んでいたけれど、その最初となるこれを読んでいなかったので手にとってみた。

主人公の草はお節介すぎるし、そこまでするかなぁ・・とかなり違和感。
従業員の久美ちゃんは良い感じだけど、シリーズ化するほどの内容じゃない気がした。

 

 

 

 

2008.1.10

文藝春秋

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「天晴れアヒルバス」 山本幸久

2024年07月24日 | 読書日記

山本幸久ならアヒルバスという感想をアチコチで見かけるけれど、未読だったので読んでみることに。
シリーズ2作と言うことだったけれど、とりあえず2作目が入手できたので読んでみた。
多くの人がお勧めるだけあって面白かった。
1作目も読まないと・・・。

 

 

 

 

2016.9.20

実業之日本社

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「ねじまき片思い」 柚木麻子

2024年07月23日 | 読書日記

一応コージーミステリになるのかな。
物語のキモとなる「片思い」と言う設定に無理があり過ぎるけれど、今まで読んだ柚木麻子の中では一番面白かったかも。

宝子の好物がワカサギの南蛮漬けだったとは。。。

 

 

 

 

 

2014.8.12

東京創元社

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「わたしは食べるのが下手」 天川栄人

2024年07月21日 | 読書日記

会食恐怖症の葵と過食嘔吐を繰り返す咲子の物語。

「量を減らして」って言えば済む話だけど、それだとそこで終わってしまうので無理やり進めた感じが有るけれど、そこから先は面白く読めた。
道徳的というか教育的な香りが漂っているのがちょっと気になる。
思った通りのラスト・・・と言うか、これ以外にはないだろうと言う結末でした。

 

 

 

 

2024.6.25

小峰書店

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「ああ博浪の槌とりて」 五味幸男

2024年07月21日 | 読書日記

長野県諏訪清陵高校の第2校歌に関して様々な考察をした本。

第一章は第2校歌の解説、誕生秘話などとその時期の学校の状況について(地方会や学友会は当時から有ったらしい。中島喜久平は明治35年の学友会長)。
ちなみに喜久平の弟真次が学友会長の時に学友会誌が創刊されたそう(私は3年生の時、会誌編集委員長 ー第140代くらいになるのかな?ー でした)。

第二章は作詞者中島喜久平の生涯。
第三章は第一章以前、第四章は第一章以降の状況について。
そして本の後半は膨大な資料と言う内容。
資料は現代日本語しか理解できない私には全く意味不明。

ところで、この歌詞はもともと一校寮歌「暁寄する」のメロディに合わせて書かれたもので、歌詞も曲も「暁寄する」に影響を受けているらしい。
そんなこと言われたら「暁寄する」を聞いてみたいよね。。
と言うことで見つけました、そっくりです。
https://www.youtube.com/watch?v=GSMMXqr7Tu8

 

 

 

 

2024.5.27

鳥影社

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「恋形見」 山口恵以子

2024年07月20日 | 読書日記

女性が一人で商才を発揮して成功する時代小説を読んだことが有ったけれど、残念ながら作品名も作者も思い出せない。
これもそれと同じ路線のストーリ。
幼い頃の初恋のお兄さんとの純愛が根底に有るので、商売の方のストーリはかなりご都合主義になっているけれど、絶対にありえないと言うような展開では無かったので、最後まで楽しく読めた。
佐吉の正体は思った通り。

 

 

投稿して再読だったと気づいた。

でも、冒頭の小説はこれじゃないと思う。

 

 

 

2015.1.31

徳間書店

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「ヒーローの選択」 行成薫

2024年07月19日 | 読書日記

細切れに語られる話の間に、さらに細切れにいくつもの話が入り込むので読みにくいことこの上ない。
なんでこんなふざけた構成にした?
多くの話が細切れで語られるので理解が追い付かない。
そして、そこまで苦労して読むような内容じゃなかったから余計に腹が立つ。

 

 

 

 

 

2016.12.22

講談社

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「431秒後の殺人」 床品美帆

2024年07月18日 | 読書日記

ミステリとしてはちょっと詰めが甘い気がするけれど、最後まで楽しく読めた。
5作からなる連作短編集だけど、徐々にレベルが上がっているように感じた。

何故か安見直行と六角から関口巽と京極堂を連想してしまったけれど、他の人はどうかな?

 

作者の名前、「とこしな」かと思いきや「ゆかしな」でした。

 

 

 

 

 

2022.4.28

東京創元社

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「おでんオデッセイ」 山本幸久

2024年07月16日 | 読書日記

目次では「第1話」・・・と短編小説集のようになっているけれど、内容は一つの長編小説。
東京で就職した娘が地元に戻り、練物屋の実家の材料を使って始めた屋台のおでん屋が舞台の物語。
ちょっと上手く行きすぎな展開ばかりだけど、最後まで楽しく読める。
ここで終わるのがもったいないから続編をお願いしたい。

上から目線で申し訳ないけれど、山本幸久はずいぶん小説が上手くなったと感心してしまった。

 

 

 

 

 

2023.12.1

実業之日本社

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「食堂のおばちゃん」 山口恵以子

2024年07月16日 | 読書日記

山口恵以子と言えばこの本が出てくるので読んだ心算になっていたけれど、どうも未読だったようなので読んでみた。

下町の食堂が舞台の人情噺短編集と言った内容。
伏線だろうなと思っていたらただのモブキャラだったり、あまり深く考えないでサラッと読むのが良いみたい。

大量の続編が有るようなので順に読んでいきたい。

 

 

 

 

 

 

2015.8.18

角川春樹事務所

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