幸田真音の「大暴落ガラ」のような話を想像していたら少し違っていた。
温暖化の影響で気象災害が大規模化する中、どのように予報を出すのか葛藤する気象庁。
住民を守るために警報を出すのか、空振りを繰り返してマスコミにたたかれるのか。
実際に避難勧告を出す自治体からは予報精度を上げるように要請されつつ、限界と戦いながら精一杯の予報を行う気象庁。
現状の科学技術に対して、それを上回る要求が一番多いのが天気予報だと思う。
気象庁の予報官の田久保が、土木の専門家の川端とともに両親を亡くした災害現場を訪れ、徐々に考え方が変わってゆく。
やがて空振りを恐れ後ろ向きになりそうな上司に対し、田久保が信念をもって警報を出すようになる。
最後はそれによって、自分の家族を守ることになる。
予報官としても田久保のメーンストーリに対して、災害派遣される自衛官の中村のサブストーリが有るが、田久保や彼の家族のサイドストーリがてんこ盛り過ぎて気を入れて読んでいないとメーンストーリがあいまいになってしまう。
妻の恵美や彼女の母親の話くらいは物語の彩かもしれないが、息子の剛志の話や志保の話は要らないでしょう。。
幻冬舎
温暖化の影響で気象災害が大規模化する中、どのように予報を出すのか葛藤する気象庁。
住民を守るために警報を出すのか、空振りを繰り返してマスコミにたたかれるのか。
実際に避難勧告を出す自治体からは予報精度を上げるように要請されつつ、限界と戦いながら精一杯の予報を行う気象庁。
現状の科学技術に対して、それを上回る要求が一番多いのが天気予報だと思う。
気象庁の予報官の田久保が、土木の専門家の川端とともに両親を亡くした災害現場を訪れ、徐々に考え方が変わってゆく。
やがて空振りを恐れ後ろ向きになりそうな上司に対し、田久保が信念をもって警報を出すようになる。
最後はそれによって、自分の家族を守ることになる。
予報官としても田久保のメーンストーリに対して、災害派遣される自衛官の中村のサブストーリが有るが、田久保や彼の家族のサイドストーリがてんこ盛り過ぎて気を入れて読んでいないとメーンストーリがあいまいになってしまう。
妻の恵美や彼女の母親の話くらいは物語の彩かもしれないが、息子の剛志の話や志保の話は要らないでしょう。。
幻冬舎