toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「常夜」 石川緑

2014年05月31日 | 読書日記
連作短篇集っぽく書かれた、不思議な気持ちにさせられる話。
説明がないまま突然描写があって、そこで状況がなんとなく理解できるという書き方ばかりで読んでいて疲れる。
内容もちっとも面白くない。


KADOKAWA
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「ガンコロリン」 海堂尊

2014年05月30日 | 読書日記
バチスタとは違う毛色の作品集。
速水など、お馴染みの人物が登場するけれど、ユーモア小説だったりブラックな結末だったり・・・
本当はこういう話が書きたかったのかな?
個人的にはあまり好きじゃないけど。


新潮社
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「そこはかさん」 沙木とも子

2014年05月27日 | 読書日記
ライトホラーと言っていいのか??
「そこはかさん」と言うのは、主人公の家の座敷わらしみたいな存在。
この本は連作短篇集となっているが、最後の一篇はイマイチ。
何かが起こったところで場面が変わり、一体どうなったんだ?という書き方だらけで、訳がわからなくなる。


KADOKAWA
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「神秘」 白石一文

2014年05月25日 | 読書日記
フィクションなのかドキュメンタリーなのか?
登場する固有名詞や出来事に本当のことと虚構が混在していて良くわからない。
主要な登場人物が、結局は元々何らかの関わりが有ったといういかにも神秘ですね・・という結末はフィクションだと思う。


毎日新聞社
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「カツ丼わしづかみ食いの法則」 椎名誠

2014年05月23日 | 読書日記
椎名誠のエッセイは、非常に面白くて読んでいて飽きないが、何故か一度読むともう一度読む気がしない。
まぁエッセイなんてそんなものだろうけど、そこが群ようこと違うところ。

いつものように毒にも薬にもならない内容だけど、今回は原発事故の対応の悪さとか、特定秘密法案についてなどについても鋭い意見が有って、新しい境地か?


毎日新聞社
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「ラブ&ピーナッツ」 森沢明夫

2014年05月19日 | 読書日記
同じ作者の「ヒカルの玉子」と同じく主人公の周りの人はみんな良い人ばかり。(元上司と大手企業の担当が憎まれ役になってるけど・・)
結末も予想通りの絵に描いたようなハッピーエンド。
それだけ分かっていても充分楽しめて幸せな気分になれる。


徳間書店
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「ライバル」 川上健一

2014年05月18日 | 読書日記
努力を惜しまない緻密な進藤宇希恵と、お気楽な田部井葉奈の友情の物語。
片方がもう片方をいじめて最後に仲良くなるというありきたりなパターンではなく、最初から最後までお互いに認め合っているところがちょっと珍しい。
内容がゴルフということでルールもろくに知らない私には分からないことだらけだったけど、それなりには楽しめた。
最後はここで終わるの?ということで、続編が有るのかも。。


PHP
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「鼻に挟み撃ち 他三篇」 いとうせいこう

2014年05月18日 | 読書日記
タイトル通り4作の短編集。
どれも何が言いたいのかさっぱりわからないし、最後の作品に至っては書いてある内容が理解できない。


集英社
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「可愛いベイビー」 五十嵐貴久

2014年05月17日 | 読書日記
「年下の男の子」「ウェディング・ベル」とシリーズになっている3冊目ということだけど、これだけ読んでも何の問題もない。
飲料メーカ宣伝部勤務の川村昌子と14歳年下の児島達郎の恋愛小説だけど、キャリアウーマンの話としても楽しめる。
途中で、14歳年下で・・・・と言う説明が何度も出てきてちょっとクドイ。


実業之日本社
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「人生エロエロ」 みうらじゅん

2014年05月14日 | 読書日記
人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた・・・と言う、みうらじゅんのエッセイ。
どうでも良いけど、こんな本、図書館に置くなよ(笑)



文藝春秋
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「ライアの祈り」 森沢明夫

2014年05月12日 | 読書日記
大森食堂の娘の桃子の恋愛ドラマ。
途中、有川浩を読んでるのかと勘違いしてしまった(笑)

縄文時代の話と交互にリンクしながら物語が進んでいくけれど、桃子の話だけの方が良かった。
縄文時代の話に移ると、桃子の方の話が気になって・・・
また最後のメアリーのパートは全く余計。

結末はちょっと出来過ぎだけど、この作者の場合はそれが定番?


小学館
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「僕の光輝く世界」 山本弘

2014年05月11日 | 読書日記
アントン症候群って調べてみたら本当に有るらしい。
物語はアントン症候群になった少年のラブロマンスかと思っていたら、最後の3分の一で突然ミステリーになってしまった。
しかも作中物語と現実の2重の謎解き。
かなり御都合主義な展開だけど、そこそこに楽しめる。


講談社
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「青森ドロップキッカーズ」 森沢明夫

2014年05月10日 | 読書日記
やっぱりこの作者の作品は良いなぁ。
予想していた通りだったのに、結構感動してしまった。

カーリングについてはほとんど知識がなくても、わかりやすい説明で全くストレスなく物語についていけて、このあたりの書き方も上手い。


小学館
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「ホテルローヤル」 桜木紫乃

2014年05月10日 | 読書日記
昨年前期の直木賞受賞作。
ホテルローヤルの話、途中でホテルローヤルが登場する話、全く関係無い話など7編の短篇集。
最初が廃墟になったホテルローヤルの話。途中に営業中の話や、ホテルの経営を引き継いだ娘が廃業する話があり、最後に始める時の話。
それぞれの話は可もなく不可もなくといったところ。
ただ、作品の順番を時間順かその逆に並べて欲しかった。


集英社
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「ミーコの宝箱」 森沢明夫

2014年05月07日 | 読書日記
同じ作者の「ヒカルのたまご」が良かったので読んでみることに。
表紙の写真がとても良くて期待でいっぱい(笑)

不幸な生い立ちだけど、とても純粋なミーコ。
彼女は近くの人をみんな素直にしてしまう。
各章はミーコに幸せをもらった人の目で、彼女とのことが語られる。
どの章も最後は幸せな気持ちにさせられる。
ミーコみたいな女性が身近にいたら絶対に惚れちゃいそう。
最後は思った通りの結末で良かった。
お勧めの一冊。この作者好きかも・・・


光文社
コメント (1)
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