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toshiの「読書日記」
忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。
「スイーパーズ」 加藤実秋
2023年01月29日
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読書日記
物語の設定、登場人物のキャラ、ストーリも面白いけれど、もう一歩感が。。
何がどうと言えないんだけど、何となくしっくりこない。
「モップガール」という作品の続編ということだけど、そちらが読みたいのかどうか自分でも良く分からない。。
2012.10.6
小学館
コメント
「夢の花、咲く」 梶よう子
2023年01月27日
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読書日記
「菊花の仇討ち」を読んだので未読だった本署を遡って読んでみた。
連作短編集と思いきや、まるまる1冊の長編小説。
良く有る勧善懲悪だけど、設定がユニークなため最後まで面白く読める。
シリーズ最初の「一朝の夢」も読まないと。。
2011.12.20
文藝春秋
コメント
「神様2011」 川上弘美
2023年01月25日
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読書日記
なんともシュールな「神様」とそれを基に福島の原発事故を踏まえたよりシュールな「神様2011」、そして「2011」を書いた胸の内を晒した「あとがき」からなる短い本。
2011.9.10
講談社
コメント
「お茶壺道中」 梶よう子
2023年01月25日
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読書日記
茶どころの宇治に生まれて、江戸で宇治茶を扱う森山園で働く仁吉。
幕末の混乱の時を乗り越えて、嫌われていた店の女主人から店を任されるまでになるまでの一代記。
2019.3.4
角川書店
コメント
「ハガキ職人タガギ!」 風カオル
2023年01月23日
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読書日記
小学生の頃、キットのラジオを作って以来、ずっとラジオを聴いている。
就職したころからしばらく聴かない時期が有ったけれど、いつの間にかまたラジオ漬けの毎日です。
タイトルの「ハガキ職人」と言うのはラジオや雑誌に投稿する人のことらしい。
主としてネタを送る人達みたい。
私の時代だと谷村新司の「天才、秀才、バカ」とか土居まさるとかかな。。
私は中学生の頃にリクエストに一言添えるくらいの葉書(この本で言う「ふつおた」=普通のお便り)を出したくらいだったけど、この本に登場するハガキ職人達の気持ちは何となくわかる。
ボルマークは作者自身がモデルなのかな?
小学館
コメント
「コロナ狂騒録」 海堂尊
2023年01月22日
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読書日記
「コロナ黙示録」の続編。
「コロナ黙示録」と同じく、コロナ過でのいつものメンバー達の活躍を描きつつ政治批判をするという内容。
固有名詞や事実を微妙に変えているので却って分かりにくくなってしまっているし、特に医学的・科学的な内容についてはどこまでが事実なのか判別できない。
村雨が鵜飼に啖呵を切る場面と、白鳥のアメリカでの行動と首相官邸での酸ヶ湯とのやり取りにはスカッとするけれど、よほどオリンピック開催とかが腹に据えかねたのか「コロナ黙示録」にくらべて、ほとんど内容が政治批判になっている。
最後に彦根に色々語らせているけれど、もう少し田口や高階たちにも出番を与えて欲しかったな。
物語と違って国産ワクチンは未完成の中で相変わらず収束しそうにないCOVID-19、東京オリンピックも終わって安保元首相は暗殺され酸ヶ湯さんも元総理になったところで続編はでるのか?
ちなみに第2部の扉のページ、下は【VOI】の誤り。
宝島社
コメント
「菊花の仇討ち」 梶よう子
2023年01月19日
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読書日記
変化朝顔の栽培を趣味とする両御組姓名掛の同心が主人公の江戸人情物語短編集。
「本日も晴天なり」の鉄砲同心は副業でつつじを作っていたけれど、これも職業と副業(趣味)が特殊な設定。
シリーズ物の第三作と言うことだけど、前二作も今度読んでみよう。
2019.9.20
文藝春秋
コメント
「最果てアーケード」 小川洋子
2023年01月18日
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読書日記
アーケードの有る小さな商店街が舞台の連作短編集。
各店の配達係りをする商店街の大家さんの娘が主人公。
商店街は、これで成り立つんだろうかと思うような不思議な品揃えの店ばかり。
小路幸也とか荻原浩とか商店街を舞台とする小説は沢山有るけれど、それらとは一線を画すちょっと悲しい物語になっている。
講談社
コメント
「リンゴの神さま」 笠原正雄
2023年01月17日
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読書日記
表題作と「ムクの木の大王物語」の2作を収めた本。
どちらも童話と言うか、子どもが読むのではなくて大人が子どもに読むであげる本ということなのかな。
大人が読んでも面白い童話は有るけれど、はっきり言ってこれは面白くなかった。
子どもはどう思うか分からないけど・・・。
PHP研究所
コメント
「殲滅特区の静寂 警視庁怪獣捜査官」 大倉崇裕
2023年01月16日
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読書日記
私の世代では科博特捜隊かな。
最後にウルトラマンは現れないけれど・・・。
その科学特捜隊に相応する政府の怪獣省の職員の正美は怪獣が出現したときに合わせて発生する事件に巻き込まれる。
事件を担当するのは警察庁公安部怪獣防災法専任調査部筆頭捜査官の肩書を持つ船村。
組織を超えて二人で事件を解決するというミステリ連作短編集。
最初あまりにばかばかしい設定で読むのを辞めようかと思ったけれど、それなりにしっかりできていて、ミステリとしてもちゃんと面白い。
船村がスーパーマン過ぎるのと、船村の権限が凄すぎるのがちょっと。。。
三晃書房
コメント
「お伊勢ものがたり 親子三代道中記」 梶よう子
2023年01月14日
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読書日記
祖母、母、娘の3人でお伊勢参りに向かう道中記。
旅の途中で知り合った人が後でみんな登場して、モブキャラが一人もいないので油断できない。
集英社
コメント
「名探偵外来 泌尿器科医の事件簿」 似鳥鶏
2023年01月13日
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読書日記
ミステリと謳っているけれど、それっぽいのは4作のうち最初の2作だけ。
しかも、名探偵なのは医師よりもMSWの忍さん。
と言うことで書籍名やサブタイトルは正確ではないけれど内容は割と面白いし、専門外のことをここまで良く調べたものだと感心する。
忍さんと師長のキャラが特に良い。
しかし、あとがきは全く余計だった。
光文社
コメント
「桜華」 武田頼政
2023年01月11日
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読書日記
有川ひろの向こうを張ったような、女性自衛官が主人公の小説かと思ったら、実在の女性自衛官たちのノンフィクションドキュメントだった。
防衛省という世界で女性が活躍するということの苦労はある程度想像できるものの実態ははるかにそれを超えていることが良く分かった。
この本に登場しない防大女性1期の人達について、短くてもいいから触れて欲しかった。
文藝春秋
コメント
「ワンダーランド急行」 荻原浩
2023年01月09日
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読書日記
荻原浩には珍しいSF(「逢魔が時に会いましょう」もSF?)、と言ってもパラレルワールドに迷い込むと言う設定だけで、それぞれの世界で荻原浩らしい物語が展開する。
荻原浩の設定としてはちょっと凝り過ぎ。
これはこれで悪くないけれど、荻原浩にはユニバーサル広告社のような話を期待してしまう。
日本経済新聞出版
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「月のない夜に」 岸田るり子
2023年01月07日
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読書日記
意外な犯人というミステリの王道みたいなストーリ。
喜代が怪しい宗教の教祖のようないやらしい女だけど、実は犯人に操られているのかと匂わせるメッセージが届く。
最後までこのカラクリが分からなかったから、やられた感は満載。
杉田がここまで頑張る理由がちょっと弱い気がする。
もう少し納得できる背景が欲しかった。
最後に冬花とミカの後日譚も読みたかった。
祥伝社
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