吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

プロポーザルの目的とは

2006-08-20 11:55:30 | Weblog
以下は冊子の原稿の最終章になる予定の文でした

Ⅲ  プロポーザルの目的とは
プロポーザルでは仕事に結びつくかどうかの当ても無く、メイ建築研究所に付いて行きながら
当選した報告の一報をもらったときの感激はひとしおだった。それだけに設備事務所界の代表
として恥ずかしく無い仕事をしなければと夢と緊張の日々を送りながら、打合せの日がきた。
だけども・・   全体会議で繰り返される 言葉 言葉 言葉
[ プロポーザルで選んだのは提案そのものではありません。 優秀な設計事務所を選んだ
だけのことであって、中身に関しては標準に準じてもらわなければなりません。 ]
一体 プロポーザルの目的は…   市の各担当者の方はプロポーザルの中身を読んでも
くれていなかったのだ。
標準設計に合わせないと管理運営が大変なのは理解できる。でもどこかでチャレンジしないと
いつまでも京都議定書のクリアーも出来なければ、生徒の情操教育も出来ない、ひいては
学校建築における設備工学発展のリーダーシップもとれないのではないでしょうか。
政令指定都市で九州各自治体のお手本になっていかないといけないのに。
結局、地場の技術の研鑽の芽を摘まれてしまうから、オリンピックの施設のメーンは、またまた
東京に依頼するしかなくなる、と思うのである。

ある事務所は市長にクレームの手紙を出したらしいのだけれど それでも根っこは変わらないがとても勇気ある行動であったと思うのである
コメント
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