映画『この道』をアベノの映画館で見てきました。この映画は、北原白秋の半生と山田耕筰との友情を描くとともに、100年も歌い継がれる日本歌謡を生み出していく道のりが中心に描かれていました。与謝野鉄幹、与謝野晶子、石川啄木、萩原朔太郎、室尾犀星、鈴木三重吉、高村光太郎などの文学史に出てくる有名詩人の方々と北原白秋との繋がりもなんとなくわかるような映画でした。北原白秋はとんでもない人だったという映画の宣伝文句に記載されていましたが、私生活の面ではスキャンダルだらけの人だったようですが、詩作では、稀に見るリズムがある詩を思いつく才能を持つ人だということや純粋で素直な人だったという印象が強く残りました。子ども心がある人だったからこそ、多くの親しみやすい童謡を生み出されたのだろうと思いながら映画を観ていました。途中少々うとうとしていたら終わっていました。最後、エンドロールが出ていたので終わったんだなあと思えたくらい静かな終わり方でした。
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