3月30日、JR東日本から「鉄道での復旧を断念」と方針が発表された岩泉線。2010年7月31日に押角~岩手大川間で土砂崩れが発生し、列車がその土砂に乗り上げ脱線。以来、全線運休となりバス代行が続いています。
その岩泉線の現状を確かめるのを兼ねて代行バスに乗車してきました。
■5月19日
☆往路
このむさしの号は、国立から短絡線に入るとかなりの徐行で進むダイヤなのでなかなか武蔵野線に合流しません。ちょっと乗り心地が悪いです。
【むさしの号】立川730→大宮812
久しぶりのはやぶさ1号。大宮から盛岡まで1時間55分!超速です。
【はやぶさ1号】大宮837→盛岡1032
昨年6月11日以来、2度目の山田線。前回は雨が降ってましたが、今回は晴天だったので車窓もくっきり。
【快速リアス】盛岡1105→宮古1304
続いて三陸鉄道で小本まで乗車。2両編成でしたが、後ろの一両はJTBの団体貸切車両。前一両に別の団体が乗車し車内は満員でした。
【807D】宮古1320→小本1353
小本からは岩泉運輸の路線バスで岩泉へ。国道455号線、小本街道を進みますが、割と平坦な道で快適でした。途中、岩泉のメインスポット「龍泉洞」を通りましたが、今回は乗り鉄に専念のため見学は次の機会に。小本で8名だった乗客は次々と下車し、岩泉駅では2名に。
【岩泉運輸路線バス】小本1407→岩泉1450
◇岩泉線◇
・岩泉駅
今回の旅メイン岩泉駅に到着。駅舎は2階建てで意外と立派です。駅舎の上部には「いわいずみ」と平仮名で書かれた駅名表示が掲げられています。代行バスの時間までは約2時間あるので駅舎とホームを散策。まず駅舎内。1階部分はかなり広い待合室となっていましたが、活気がなく寂しい雰囲気です。駅員さんらしき人も一応いましたがJR社員さんではないようです。正面口右側には岩泉線全線開通の碑がありました。それを見ると昭和47年とあり、鉄道の歴史の中では意外と最近だということがわかりました。
ホームに上がってみると2年近く車両が入線していないので、当然のごとくレールはさび付いたまま。ホームの諸設備などは日常的に手入れをされているようなので寂れきってしまった雰囲気はなく、今にも列車が入ってきそうな感じでした。「岩泉」の駅名票も健在。ホームのすぐ向こう側は山になっています。
・岩泉駅付近
駅舎とホームを散策しても、発車時間まであと1時間余り。駅から少し離れて付近を少し散策しました。駅前にはすぐ小本川が流れていて岩泉橋を渡ります。右手には岩泉警察署、NTT、郵便局などが。さらに歩くとガソリンスタンド、緩やかな坂を上りながら雲岩寺、岩泉病院見えます。さらに進むとホテル龍泉洞愛山方面ですが、この辺りで駅方面へ引き返します。今度は小本街道の南側にある「うれいら商店街」を通ります。商店街なのですが、訪れたときは誰も歩いていませんでした。ここ岩泉町は完全な車環境。数台の車が買物に来ている感じでした。しかし商売が成り立つのかと少々心配してしまいます。
・再び駅に
駅に戻り、歩き疲れもあったのでしばしの休憩後再度ホームを散策。本当にこのままバス転換されてしまうのか…。駅前には駐車場もあって何人か駅に訪れる人がいました。
・代行バス
16時50分頃、代行バスがやってきました。東日本交通のマイクロバスで、バスと言うにはイメージの少々違う車両。17時丁度には宮古発の代行バスが到着し2台が並列に。
17時07分丁度に代行バスは岩泉を発車。乗客は自分含めて5名。国道455号線で岩泉線沿いを行きます。二升石、浅内と停車し1名が下車。進むにつれて道が段々と険しくなります。狭いので対向車が来る度に減速して安全にすれ違います。岩手大川では2名が下車。順調に各駅に停車していきます。岩手大川からは県道171号を進みますが、運転手さんから「ここが土砂崩れの現場です」と教えてくれました。写真などで見たとおり山の一部が完全に流れてしまっていました。
県道から国道340号線に戻り進みますが、道が相当に山道でカーブが多く車酔いしてしまいました。それほど険しいエリアだというのを身をもって体験。気持ち悪さをこらえながら、景色を脳裏に焼き付けていきます。押角に到着すると、山から降りた感じで道はなんとなく平坦に。カーブも少なくなりました。岩手和井で1名下車。これで乗客は自分1人に。中里、岩手刈谷と停車して終点の茂市に到着。ダイヤどおりきっかりの18時24分!これは驚きでした。気持ち悪さから開放され、岩泉線代行バスの旅が終了。
【代行バス6便】岩泉1707→茂市1824
☆移動
茂市からは盛岡へ。やはり鉄道はフワフワした揺れがなく安定感を実感。岩泉線がバス輸送に転換となると厳しいものがあると思いました。全線再開して欲しい気持ちは山々ですが、ただ乗客数や列車の本数など現実をを考えるとどうなんでしょうか。せめて押角まででも鉄道で再開してあげて欲しいと思います。
【659D】茂市1832→盛岡2026
■5月20日
盛岡からは無理すればそのまま帰京も出来ましたが、体を休めるため盛岡泊。翌日は盛岡市内を散策してから帰京しました。
☆復路
【はやて24号】盛岡1241→大宮1442
E233系への置き換えが発表された埼京線。この29編成はクハ205-41以下の10連。初期タイプ小窓の10両編成です。
【1440K】大宮1448→武蔵浦和1459
たまに来る、武蔵野線209系500番台。
【1342E】武蔵浦和1503→西国分寺1529
武蔵小金井駅の4番線、線路切替工事が終了した中央線快速。
【1417H】西国分寺1532→立川1538
今回の旅により、岩泉線を代行バスにて完乗しました。
JR全線の乗りつぶし率は98.631%(除見合区間99.857%)となりました。
その岩泉線の現状を確かめるのを兼ねて代行バスに乗車してきました。
■5月19日
☆往路
このむさしの号は、国立から短絡線に入るとかなりの徐行で進むダイヤなのでなかなか武蔵野線に合流しません。ちょっと乗り心地が悪いです。
【むさしの号】立川730→大宮812
久しぶりのはやぶさ1号。大宮から盛岡まで1時間55分!超速です。
【はやぶさ1号】大宮837→盛岡1032
昨年6月11日以来、2度目の山田線。前回は雨が降ってましたが、今回は晴天だったので車窓もくっきり。
【快速リアス】盛岡1105→宮古1304
続いて三陸鉄道で小本まで乗車。2両編成でしたが、後ろの一両はJTBの団体貸切車両。前一両に別の団体が乗車し車内は満員でした。
【807D】宮古1320→小本1353
小本からは岩泉運輸の路線バスで岩泉へ。国道455号線、小本街道を進みますが、割と平坦な道で快適でした。途中、岩泉のメインスポット「龍泉洞」を通りましたが、今回は乗り鉄に専念のため見学は次の機会に。小本で8名だった乗客は次々と下車し、岩泉駅では2名に。
【岩泉運輸路線バス】小本1407→岩泉1450
◇岩泉線◇
・岩泉駅
今回の旅メイン岩泉駅に到着。駅舎は2階建てで意外と立派です。駅舎の上部には「いわいずみ」と平仮名で書かれた駅名表示が掲げられています。代行バスの時間までは約2時間あるので駅舎とホームを散策。まず駅舎内。1階部分はかなり広い待合室となっていましたが、活気がなく寂しい雰囲気です。駅員さんらしき人も一応いましたがJR社員さんではないようです。正面口右側には岩泉線全線開通の碑がありました。それを見ると昭和47年とあり、鉄道の歴史の中では意外と最近だということがわかりました。
ホームに上がってみると2年近く車両が入線していないので、当然のごとくレールはさび付いたまま。ホームの諸設備などは日常的に手入れをされているようなので寂れきってしまった雰囲気はなく、今にも列車が入ってきそうな感じでした。「岩泉」の駅名票も健在。ホームのすぐ向こう側は山になっています。
・岩泉駅付近
駅舎とホームを散策しても、発車時間まであと1時間余り。駅から少し離れて付近を少し散策しました。駅前にはすぐ小本川が流れていて岩泉橋を渡ります。右手には岩泉警察署、NTT、郵便局などが。さらに歩くとガソリンスタンド、緩やかな坂を上りながら雲岩寺、岩泉病院見えます。さらに進むとホテル龍泉洞愛山方面ですが、この辺りで駅方面へ引き返します。今度は小本街道の南側にある「うれいら商店街」を通ります。商店街なのですが、訪れたときは誰も歩いていませんでした。ここ岩泉町は完全な車環境。数台の車が買物に来ている感じでした。しかし商売が成り立つのかと少々心配してしまいます。
・再び駅に
駅に戻り、歩き疲れもあったのでしばしの休憩後再度ホームを散策。本当にこのままバス転換されてしまうのか…。駅前には駐車場もあって何人か駅に訪れる人がいました。
・代行バス
16時50分頃、代行バスがやってきました。東日本交通のマイクロバスで、バスと言うにはイメージの少々違う車両。17時丁度には宮古発の代行バスが到着し2台が並列に。
17時07分丁度に代行バスは岩泉を発車。乗客は自分含めて5名。国道455号線で岩泉線沿いを行きます。二升石、浅内と停車し1名が下車。進むにつれて道が段々と険しくなります。狭いので対向車が来る度に減速して安全にすれ違います。岩手大川では2名が下車。順調に各駅に停車していきます。岩手大川からは県道171号を進みますが、運転手さんから「ここが土砂崩れの現場です」と教えてくれました。写真などで見たとおり山の一部が完全に流れてしまっていました。
県道から国道340号線に戻り進みますが、道が相当に山道でカーブが多く車酔いしてしまいました。それほど険しいエリアだというのを身をもって体験。気持ち悪さをこらえながら、景色を脳裏に焼き付けていきます。押角に到着すると、山から降りた感じで道はなんとなく平坦に。カーブも少なくなりました。岩手和井で1名下車。これで乗客は自分1人に。中里、岩手刈谷と停車して終点の茂市に到着。ダイヤどおりきっかりの18時24分!これは驚きでした。気持ち悪さから開放され、岩泉線代行バスの旅が終了。
【代行バス6便】岩泉1707→茂市1824
☆移動
茂市からは盛岡へ。やはり鉄道はフワフワした揺れがなく安定感を実感。岩泉線がバス輸送に転換となると厳しいものがあると思いました。全線再開して欲しい気持ちは山々ですが、ただ乗客数や列車の本数など現実をを考えるとどうなんでしょうか。せめて押角まででも鉄道で再開してあげて欲しいと思います。
【659D】茂市1832→盛岡2026
■5月20日
盛岡からは無理すればそのまま帰京も出来ましたが、体を休めるため盛岡泊。翌日は盛岡市内を散策してから帰京しました。
☆復路
【はやて24号】盛岡1241→大宮1442
E233系への置き換えが発表された埼京線。この29編成はクハ205-41以下の10連。初期タイプ小窓の10両編成です。
【1440K】大宮1448→武蔵浦和1459
たまに来る、武蔵野線209系500番台。
【1342E】武蔵浦和1503→西国分寺1529
武蔵小金井駅の4番線、線路切替工事が終了した中央線快速。
【1417H】西国分寺1532→立川1538
今回の旅により、岩泉線を代行バスにて完乗しました。
JR全線の乗りつぶし率は98.631%(除見合区間99.857%)となりました。