徳ちゃん繁昌リポート

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九州新幹線開通、ストロー現象の対策は?

2011年03月02日 | 出張先々
数ヶ月ぶりに鹿児島一の繁華街天文館まで足を運びました。地元の方の話しのように人通りがめっきり減りましたね。客が入っているのは「菓々子横丁」など数店、あとは閑古鳥状態です。鹿児島を代表する「山形屋百貨店」もお得意様セール以外はちょっと寂しそうです。
なんでも今までは天文館の一人勝ちでしたが、中央駅「アミュプラザ」はショッピングを楽しむ若い層、東開町の「イオンショッピングセンター」にはマイカー族のファミリー層で溢れ、三分割の状態です。天文館は百貨店を訪れる年寄り層と観光客のストリートになってしまったようです。

この分では今月12日の九州新幹線開通以降が懸念されますね。完全にストロー現象で大都市福岡に客は吸いとられ、さらに厳しい現実が待っているようです。
鹿児島商業界の窮地なのに何か手を打ってんでしょうか?すみません。現象面だけでは、天文館通りを歩き回っても残念ながらそんな動きの欠片すら見えませんでした。とにかくドラッグストアと100円ショップの店舗がやたらに多く、その内パチンコ店の誘致?商店街の末路を垣間見る思いがしました。
もう一度原点に戻ってストリートコンセプトを見直す必要があるのでは?経営の羅針盤は消費者であり、商店街や商店の存在価値を決めるのは店主ではないはずです。それに小手先だけでカネ掛けるのは無謀というもので、いずれにしろ静観する時機ではなく、今やることは山積と思うのですが。


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