・冬の苺匙に圧(お)しをり別離よりつづきて永きわが独りの喪 「さるびあ街」所収 自己凝視の深い作品だ。「別離」は「作者の離婚」。「つづきて永き」から忘れ得ぬ悲しみを噛みしめている様子が読み取れる。「わが独りの喪」が作者の孤独を際立たせる。 それを象徴しているのが「冬の苺」と「匙で圧(お)しをり」だ。「悲しみの心」を更に際立たせる。「冬の苺」の寂しさ・冷たさ。「匙で圧(お)しをり」悲しみをブツブツと . . . 本文を読む
ー国民に弔意を強制してはならないー 安倍元首相の「国葬」を、9月27日に日本武道館で行うことを岸田内閣が閣議決定した(7月22日)ことに、私たちは強く抗議いたします。 与党の幹事長が、「国葬」の理由を「多くの国民が望んでいる」との趣旨の発言をしていますが、複数の報道機関の世論調査で、「国葬」に反対が「国葬」に賛成を上回っており、もはや「国葬」を「多くの国民が望んでいる」とは言えなくなっていること . . . 本文を読む