・地下街を歩み来しとき無心にて連れ去られゆく雛のもろ声「彩紅帖」所収。どこの地下街か、鳥に種類は捨象されている。ここが「表現の限定」である。この作品は「連れ去られゆく雛」への「愛おしさ」が感動の中心だ。「連れ去られゆく雛」に人間を仮託しているかもしれない。だが、それは余談。 これ以上の説明のいらぬ簡潔な作品。「シンプル イズ ザ ベスト」といった言葉を連想しる。 . . . 本文を読む
安倍元首相の「国葬」が9月27日に開催される。岸田内閣が閣議決定したのだ。僕はこれに反対だ。 先ず、法的根拠がない。戦前には「国葬令」という法令があったが日本国憲法の趣旨に合わないと廃止された。「吉田茂の国葬」の時に「法的根拠」がなかったと閣僚が国会で答弁している。 次に経費の問題。「国葬」には、警備費を除いて2億5000万円かかる。僕の知り合いに「貧困問題」に取り組んでいる人がいるのだが、「2 . . . 本文を読む