山の防災に取り組んで、早25年。
特許を取得し、従来品との併用で効果も格段に向上しています。
ようやく、施工マニュアルができました。
始めた頃、早朝勉強会に銀行の支店長をお招きして、日向市のこれからの未来について講話をお願いしました。講話終了後。私のやっている木製横断溝の試験や試作を自腹で行っている話をして笑われました。
「投資に見合うリターンがない」と。
その通りなのです。
その当時、日向市は、何千億の港湾事業が計画されている話を支店長しました。「コンクリートと運搬がこれからの時代だ」と教えていただきました。確かに何千億の港湾事業と比べると私のやっていることは、屁のつっぱりにもならないものでした。
大事業と趣味のような新製品開発を比べること自体無意味なのですが、コツコツと試作や試験を重ねて、少しずつ製品化してきました。特許も取得しましたが、まだ、一台も売れていないのが、現実です。笑笑
売れていない新製品のリーフレットをつくるのですから、バカとしか、言いようがありません。笑笑笑笑。
経営者として失格です。
でも、ですね。思い付くわけですね。
するとやらなければいけないと思うわけですね。 そして、やっちゃうんです。
試験施工、特許取得やリーフレット作成。
一銭にもならない。無駄かもしれません。
で、やるんです。
使ってもらわないとその効果は、わからないのです。
買っていただいて結果は、何年後かもしれません。笑笑。
必要なら、ご購入いただけるのですが、防災なので、いつ?起こるか?起こらない?わからないモノに投資や予算を使うことはできないとわかっていて、使う人は、ほんの僅か。シェアなんてないモノと同じ。売れても、ほんの僅か。ビジネスとして成立することはないと思っても作るんです。
熱海にも椎葉にも実際に行きました。
大きな災害を止めることはできないかもしれません。もし?私の発明品がその場所に設置されていたらと想像するんです。少しだけ、ほんの僅かな時間が、稼げるかも??
そんな想いでリーフレットを作りました。売れてもいない新製品のために。