海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

海杉 木材コンシェルジュを読んでいる方

2008年09月28日 16時26分50秒 | なんでも
最近、海杉のブログをチェックしてくれる方と話す機会に恵まれました。

『面白いですか?』と言う愚問に

「言い切るところが・・・」

『うっ、読まれると言うことを前提としていないブログなので・・・』汗・・・。

「杉コレの作品大変ですね」

『えっ、何で知っているんですか?』ブログに書いているんだった。

自分の考えを表現する手段としてこのブログを書いているのだが、パーソナルのネットワークを形成する手段としても大いに役に立つことが分かってきた。

こちら側の情報が、予め伝えておくことができるというメリットがある。

そんな中で

「経済は大変なことになるんですか?」と言う質問に答えよう。

米国の大手証券会社が潰れ、日本にも多くの関連会社を保有する保険会社が公的資金を投入された。

そして、米国の大手銀行が消滅した。

これでは、誰もが世界経済の先行きを心配するだろう。

いずれその影響が、自分のところにも必ずくるということだろう。

そうだろうか?

例えは悪いが、世界経済をマージャンに例えて表そう。

4人のプレーヤーのうち、Aさんが、ひとりが大勝ちしたとするとパターンは、3つ。

3人が負け。

2人が負けて1人が引き分け

1人が大負けして2人が引き分け

ところが、4人が全員負けるという話をマスコミはしているのだ。

4人全員が勝つこともない。

もちろん、こんな単純な経済ではないが、危ないところばかりを強調(その方が読者の興味を引く)して、大きなお金がどこに行くのか。バブルがはじけた空虚なお金が何に変わるのかを論じていない。





杉球 

2008年09月27日 02時54分43秒 | スギダラ
さあ!大変だ。

杉コレの作品を作り始めたが、なかなかできそうにものない。

それどころか?

頼んでおいたところから、断りが来る!!

杉球もそうだ!

どうしよう?

どなたか知りませんか?杉球を作っていただけるところ?

いくつ必要だって! 約500個位かなあ

500個

ここしばらく、杉コレの作品が頭を悩ます。

別の作品の試作をしなければならない。

仕事でも見積が山のように来ているし!!

当分、この調子で行くのだろう。

内田洋行㈱ 新作発表2

2008年09月24日 00時22分43秒 | ビジネス
この新作の発表には、各方面からメールが届いています。コメントもいただきました。

現実的な話をきちんとしなければ成らないのですが、まだ、内田洋行㈱サイドがありますので、海杉のブログでは、国産木材について一般常識的な話をしましょう。

国産材の一番の欠点は、安定供給できないこと。

品質はかなり向上してきているが、まだまばらだ。

市場という流通方法をとっているので、在庫を極力嫌う傾向が強い。

特に乾燥材は、在庫しなければできない話なのでその分、高くなる。在庫期間を短くするために乾燥機を導入していると言い切る製材業者もいる。

家具などに使われる木材は、天然乾燥が主流だ。

時間は掛かるが、色がいい。内部割れなど人工乾燥特有の欠点はでない。

今回の新作のものは、全て板材である。

乾燥された板が、どれだけ手に入るかが問題になるだろう。

無節と言うととんでもない金額になる。まあ特一等程度で、十分ではないだろうか。

死節の処理も考えなければ、ならない。

板材を金属の足に取り付けるが、木表なのか、木裏なのかも、マニュアルを作らなければならないだろう。

乾燥材といえども、反りや曲がり、割れなどは、出てくる可能性が高い。なるべくこの木材に関してできるようなことしておく必要がある。

結構、大変なんだなあ。

プレゼン 建築家

2008年09月23日 18時11分04秒 | 建築関連
著名な建築家の方から「海杉さんは、工務店だったの?」と言われてしまた。

仕事をしていない。ことがバレバレ。

「林業関係者とばっかり、思ってたよ。ごめん、ごめん」と言って、地元の工務店を探しているというある建築家の方を紹介されました。

ありがたい事です。

先日、その建築家の方と面談がありまして、また、やってしまいました。

仕事の話は、せずに自分の木材に対する熱い想いだけを延々と喋ってしまったのです。

「こんな面談初めてです」と言われてしまった。

木材のことなら、バンバン喋ってしまうクセがどうも抜け切れません。変な工務店だなあと思ったでしょう。

で、話の終わりに「今ある家を解体するので・・・」と言うではありませんか!

「実は・・・」とさらに切り返して、古材の話までしてしまいました。

仕事に対しての執着心が少なすぎるかもしれません。きれい事を言っているようですが、自分を本当に信用していただいた方には、とことん良い仕事をしたいと思っています。

次から次と話が展開するので、建築家の方からもいくつか質問を受けてしまいました。

ヤング係数の話、木製サッシの話などです。

目指す方向性が近いといい感じになります。

あと、インターネットでの仕事の仕方も勉強しているみたいで良いかもしれません。

とは言っても、仕事は、お金が絡むことまずは、図面を見て見積からですね。来月中ごろとのことですので仕事・杉コレと大変になりそうな時期ですね。


内田洋行㈱ 新作発表

2008年09月22日 02時15分05秒 | ビジネス
内田洋行㈱が新作を発表した。

その作品のひとつが、写真だ。

「ASHIKARA」シリーズのカウンターシングル

直径が450mm、厚さ60mmの丸い杉の板に金属の足をつけたもの。

特徴は、シンプルなのに安定性が抜群で、杉材を一際、際立たせている。

木材の供給は全国組織の日本木材青壮年団体連合会の協力の下、各県の加盟団体が内田洋行に材料を供給するシステムだ。当然金物は、内田洋行の製品となる。

画期的なことで「地産地消」とメーカーによるプロダクト商品のコラボだ。

つまり、ある町のオフィスでこの「ASHIKARA」を使って設計すると木青会が木材を調達して、内田洋行から金物が届くという仕組みだ。

木材の流通を極力避けて、産地から直送する。

この製品の最大のポイントは、在庫だろう。

現在、この手の木材をきちんと在庫しているところは、ほとんどない。在庫をしようにもこの手の杉は、使われることがない。

1年くらいは、乾燥が必要で、天然乾燥が基本になるだろう。

反りや割れに対しても、注意をしなければならない。当然「木材ですから、割れたり、反ったりしますよ」と言う言葉は、はじめに話してもシリーズとして次もこの製品をと考えると下手な妥協をすることは、避けたい。

大切なことは、システム開発だろう。新しいシステムを作らなければ、ならない。

木青会は、システムの共同技術開発について内田洋行と正式に調印して進めることが肝心だ。

新しいことは、思惑通りには、いかないものだ。情報交換が大切だろう。

海杉のいる宮崎にはその用意がある。

青年海外協力隊

2008年09月21日 04時02分30秒 | まちづくり・ボランティア
20年ほど前になるが、青年海外協力隊(JOCV)でアフリカ赴任したことがある。

その仲間から名簿を作りたいとのメールが届いた。

先日、20年前に広尾の訓練所で研修を受けた仲間の同窓会が行われ、残念ながら海杉は、欠席した。

その中で持ち上がった名簿作りだそうだ。

懐かしい面々が思い出される。

広尾の訓練所は、今は、閉鎖され、福島県の二本松に移った。長野の駒ヶ根にもある。

帰国後、あまり、JOCVには、顔を出さないが、来年になれば、杉コレも落ち着くだろから、何か機会があれば、あった見たい仲間がいる。


杉コレクション 一次審査

2008年09月19日 22時08分57秒 | 木材
杉コレクション 一次審査が終了した。

宮崎で行っていた一次審査を東京で行い、記者会見まで行った。

杉コレクションの世界戦略の中では、小さな1ページに過ぎない。

うそ。

画期的なことなのだ。こんなに協力を頂き、大変恐縮します。

この成功は、きっと次のステップになるそんな一次審査でした。


商道

2008年09月14日 23時21分13秒 | ビジネス
商いは、人様に迷惑をかけてはいけない。まして、法に触れるようなことは、いや、法を犯してまで儲けに走る会社がある。

今回の事故米事件は、明らかに法を破って、商売をした結果だ。

しかし、経営が苦しいとその誘惑に負けない力が必要だ。

それは、なんだろう?

話は、変わるが、海杉の会社では、朝礼を行っている。建設会社では、当たり前なのかもしれないが、この朝礼が会社の基本と考えている。

海杉の話すことは、安全で良い仕事を・・・。

こればかりだ。もう少しマシなことを社員の前で話せば良いのだが、安全に帰社してください。と毎朝、願いを込めて話す。

社員の前で「仕事で危険なことをしようと、危険な作業だと思ったら、まず、家族の顔を思い浮かべて欲しい」と話しています。

事故は、「何、これくらい」「簡単だから、手順を飛ばして」などと安易な行動からはじまるものです。

建設業に絶対安全はないと思っています。常に危険と隣り合わせです。

法を犯してまで、商道の道を外してまで儲けようとは思いませんが、そんなときは、必ず、お客様の顔を思い出すようにしています。

「君のところに頼んでよかった」と笑顔で話してくれるお客さまの顔を思い出すようにしています。

商売は、笑売と読むそうです。笑顔で見送ってくれた家族や仕事振りを見て任せていただいたお客様の笑顔を忘れないことが、商道の基本なのです。

林業・木材業のイベント

2008年09月13日 07時49分57秒 | 木材
この業界のイベントは、一過性のお祭りで動員数、集客数に目を奪われがちだ。

大切なことは、イベントで何を得るか、何を仕掛けておくかと言う本来、表には出てこない目的を達成するための下地作りにポイントを置いておかなければならない。

イベントで自分たちの権利や主張を強く言いすぎると何のためのイベントか分からなくなってします。

やまんかん祭りと杉コレクションの実行委員長になっていますが、それぞれの目的をしっかり見据えて行動していきたいと考えています。

やまんかん祭りは、林業と木材業の協調と一般市民へのアピール手法の体得です。
杉コレクションは、今までと違ったもう一段上の作品の商品化です。

簡単なようで何処もうまくいっていないことです。

ここまでするのに10年程度の下地作りがありました。仕掛けの部分ですね。

ただ、お客を集めるだけでイベントをすれば良いという時代は終わりました。目的を持ってイベントをしてお客さんもイベンターも今までにないモノが得られるイベントにしなければなりません。

当然、成功感がなければ、成らないのが苦しいところなのですが・・・。

杉の板

2008年09月12日 23時26分45秒 | ビジネス
何の変哲もない杉の板だ。

この杉の板に大きな可能性を見ている。

この手の杉の板で最も注意すべき点は、乾燥だ。

十分に乾いていても、反り、割れが発生するだろう。

反りや割れを発生させないためにどのような工夫をすれば良いのだろうか。


いろいろあるが、この方法だ!と言う手法を持ち合わせてはいない。まずは、環境が大切だ。

最近試した例では、日向の駅舎のホームにあるベンチだ。

ほぼ割れていない。こんなことをさらりとやる必要がある。

駅のホームは、空調が完備され、乾燥している木材でも割れが出てくることが考えられて、困った。

背割りは、入れたくない。

まあ一度見に来て欲しい。日向のベンチを!!!

ヤング係数 木材の強度

2008年09月10日 13時05分10秒 | 建築関連
木材の強度は、ヤング係数でわかります。

ヤングと言う人の名前をつけた係数です。

木材にもこのヤング係数を指示する設計書が出てきました。

大切なことですし、これが当たり前に時代になるでしょう。

そうなると、集成材が主流になるのでしょう。

無垢材は、まずは、乾燥材が主流になります。

写真は、ヤング係数を測定しているところです。今までは、大工さんが、これは松だから、ヒノキだからと樹種や年輪の幅で経験や勘でどのようにするのか決めていました。実は、あまり設計者が介入できなかったところです。

古材倉庫の取り組み 古材サポートセンター

2008年09月10日 08時20分20秒 | 古材
古材倉庫

が、行政向けのアナウンスを始めました。

ある人の話を聞きました。

沈みかけた船の船長が5人の男性客に女性や老人、子どもで定員オーバーになった救命ボートに乗り込むことを諦めてもらうのに

英国人には、(女性、子どもが優先なのです)「紳士として…」

フランス人には「博愛を持って…」

ドイツ人には「規則です」

日本人には、「みんながそうしています」

と言う笑い話があります。

日本人が落ちになっていますが、結構、こんなことってありませんか?


ある意味、教育やしつけの部分ではありますが、生まれ育った環境って怖いものです。

まちづくりに一生懸命取り組んでいる行政・団体の方のサポートが出来るように海杉が古材倉庫にお願いをしてサポートセンターなるものを立ち上げていただきました。見積も鑑定も無料ですし、全国の事例を紹介しながら専門のスタッフがご相談に乗ってくれます。

もったいない、価値を明らかにしたいという想いがあっても、今までは、どうすることも出来なかった古民家や古い建築物を再生、移築、再活用といろいろなパターンで活用できます。

まちづくりに関わって、はじめのころ、条例や法律で一気に何とかすればと考えていたのですが、そうではないと近頃、気づきました。

小さいながらも先行事例をつくり、少しずつでも成功させ、積み上げて多くの人に知ってもらうことで認知を受けると大きなうねりになるということが分かってきました。

また、そんな努力をしていると多くの仲間が集まり、違った角度で進められることも知りました。

古材倉庫もそのひとつです。

一歩、一歩

2008年09月08日 22時39分50秒 | まちづくり・ボランティア
若いときにがむしゃらに仕事をして、先輩に「お前の仕事に愛があるか?」と聞かれた。

仕事は、終ればいい、と言う考えだけで兎に角、怒鳴り散らしてやっていた。

年上も年下も関係なく、怒鳴ってばかりだった。

当然、現場監督としては、失格なのだが、一生懸命やっていたつもりの自分には、何も見えていなかった。

どんなに自分が一生懸命のつもり、でも人がついてこなければ、職人さんが仕事を嫌がれば、良い建物は、できない、当然、人間関係もギクシャクする。

「愛しい」と思う心を持て、時には厳しく、時には優しくしなければならない。仕事に愛がなければ、面白くない。

写真は、公務員の方が奥さんと一緒に作った積木だ。

「木の良さを子ども達に知ってもらおう」この写真を見るだけで、仕事に愛を感じるのは、私だけだろうか?

宮崎には、こんな心ある公務員の方がたくさんいます。

事業とは

2008年09月07日 23時46分38秒 | ビジネス
東国原知事の影響は、すごい。それでみんなあやかろうとしている。

内田洋行との事業が、上手くいこうとしている。数年前から少しずつ、温めていた事業だ(前の知事時代から・・・)。ここ数ヶ月で劇的に進展した。

これも東国原効果かもしれない。

はじめは、県の職員を、そして、県の幹部を、ついに副知事まで訪問していただいた時に「これは、知事にも見せなければならない」と言って頂いた。

そして、東国原知事の内田洋行訪問だ。これは、当然、公務。

公務と政務の違いは、県の仕事としていくのか政治家(私人)としていくのかの違いだ。公務で一部上場会社の内田洋行に行くことは、今までと全く違った意味がある。

県職員全員が内田洋行という会社の存在を知ることになるからだ。


海杉の事業は、よく事業計画書をあげろ!計画が見えない。とご指摘を受ける。

そうだろう。自分でもわからないのだから・・・。 あはは。

当然、組織が違うのだから、理解してもらうためには文章が必要なのだが、企業の本当の目的は、理解してもらうための文章作り屋ではない。

「動け」といわれて、動かない、動けない組織は、もう、組織ではないのだ。スピードだけでは、ダメだが、機転が利かない組織は、滅びるしか方法はない。

合理的と考えられたシステムが組織を滅ぼす。事業目的の組織ではなく、組織の人間を守るためのシステムに置き換わっている。

日本は、このままでは滅ぶだろう。

ダイナミックに事業を完遂できる組織にしなければならない。