海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

3億円!! 鳥居建立 一斗二升五合

2011年11月30日 21時03分17秒 | 鳥居
昨日、今年の春に鳥居を注文していただいたお客様(社長)が、ご来店いただきました。

なんでも、鳥居専門店で製作した鳥居を建立したらすぐに1億7000万円のご成約だったそうで、「これも鳥居のお陰かも・・・」と会長と喜んでいたそうです。

ありがたい話しで!!

私どももこのようなお話を聞かせていただくだけで、感謝申し上げます。

そうしたら、何と!! また、1億を越す契約も成約になったそうで!!

おめでとうございます

もちろん、このようなおめでたい話は、社長が誠意をもって、地道にご商売をした結果がたまたま、鳥居建立と重なったのでしょうけれど・・・。

今回の鳥居は、境内の森から伐採した杉材で製作しました。製材から加工まで行いましたが、とても良い杉でした。

あの時の写真を探しているところですが・・・整理が悪く???です。すみません。


でも大変ご利益のアル鳥居ですので、会社のものと一度、祈願に行きたいですね。


一斗二升五合

デザイン?哲学?

2011年11月29日 08時04分06秒 | 地元のこと
鄭氏の講演会を聞いて、思ったのが、物事をうまく成功させるには、人のつながりを大切にすることなのだと・・・。

鄭氏は、このことには、講演会では、触れませんでしたが、短い間接していて、感じたことです。



鄭氏の前に内田洋行の若杉さんの講演会も聞いていたのですが、先に若杉さんの話を聞いて、鄭氏の講演会に臨んで良く理解できました。

ちなみに鄭氏の話は、サムスン内でもなかなか聞けないと言うことでサムスンでは、鄭氏が話したら、その場で全て記憶すると言うことだそうです。

すごいことですね。

そんなに貴重な言葉をたくさんいただきました。

私には、お土産までいただき、ありがとうございました。

デザインのチカラ

2011年11月27日 12時05分17秒 | 杉コレクション

サムスンの元副社長の講演会に行ってきました。鄭氏は、現在、サムスンデザイン学院の学長をなさっています。

鄭氏は、時代は、常にダイナミックに変化していて、現状のままでいると敗退する。

サムスン自体が、「妻と子だけ残してあとは、全て変えろ!」とスローガンを掲げ、現在の地位を維持しているそうだ。



過激な話しなのだが、いくつもわかり易い事例を上げて、決して、過激ではなく、これからの革新は、未来を予測して動くことが大切なのだということでした。

ある役所の幹部の方は、これって役所に必要だよね。

最新のデザインは、造形だけでなく、情報を仕入れ、形にしつつも、今までにない発想で、消費者のニーズを的確に捉え、組織をも組み替えるチカラのある行動と言う事でした。


いや!聞いていて、少し、勉強になりました。

HP事業に乗り出す?!

2011年11月22日 08時48分54秒 | ビジネス
はまぐり荘HP

はまぐり荘のHPを作成しました。

無料のホームページで売り上げをアップさせる事業です。

常識では考えられませんが、このやり方は、インターネットの仕組みやHPの知識を全く必要としません。

それでいて、売り上げが自然に上がるのです。

初動に時間がかかりますが、徐々に上がっていくと思います。

はまぐり荘のHPは、まだ完成品でないので仕上げていきたいと思います。

このHPには、法則があります。それは、絶対、他社に負けない商品が存在することです。


性能設計2

2011年11月18日 07時55分51秒 | 建築・土木

木材に性能設計を求めるのは、酷過ぎると言う意見もあるが、私自身は、そうは、思っていない。

と言うのも、木材に求めているのではなく、木材を扱う人に求めているからだ。

性能設計で一番大切なことは、何を求めているのかをはっきりさせることだ。

その点が明確でないとどれでも良いと言うことになる。

木材の関係者は、「とにかく木材を使え!!」と叫ぶが、設計をする、管理をする側のあとのフォローを全く考えていないのだ。

国産材が次第に使われなくなっているのは、そんなことからだろう。

一度使って痛い目に遭った人は、二度と使わないという現実を早く知って欲しいと思うのですが・・・。

一番嫌いなのが、ポリティックスな力を使って木材を使わせようとすることだ。外郭団体が良く使う手だけれど・・・。

そうすると大量に使用するが、次がどうにもならなくなる。簡単で楽に木材が使われる分、管理者は、ひどい目にあう図式だ。

性能設計で勝負すれば良いのだ。管理者が少しでも管理しやすいように・・・。


木材で求めるものは、強度、品質、メンテの方法だろうか?耐久性という曖昧な表現がある。

品質は、サイズであり、JASに示される等級区分だろう。乾燥の度合いを示す含水率もこの品質に入る。

強度は、一般的には、ヤング系数で示されるが、最近は、せんだんや曲がり強度も求められるようになった。

メンテの方法も木材ではあまり確立されていない。ノーメンテと言うわけにはいかないが、それなりに定期的な点検は必要だろう。

耐久性を聞かれる。

何を持って耐久性なのだろうか?

木材にとってその材がおかれる環境や状況で全く違うと言うことも知ってもらわなければならない。

同じ場所でも木材の置き方だけでずいぶん違う。立てにするか横にするかだけでも・・・。

耐久性をどこまで求めるのかが、性能設計の肝心なところになる。

10年は、取り換えをしない設計にして欲しいと条件をつけるなら、10年後にどうするのかを知る方が良い。
つまり、5年の耐用年数の材で100万円と10年保証の材で200万円は同じなようで違うのです。

材料代だけで考えると通常、塗装が、2対8と言われています。材料費2に対して人件費が8。
木材で作り上げるにしても、3対7くらいにはなるでしょう。仮に5対5としても、5年の耐用年数の材と10年保証の材は、10年目で5年の耐用年数は、600万円、10年保証は、10年経っても300万円なのです。しかも、10年経っても保証が切れるだけで10年目にも、問題ないと言うことが保証されているのですから、管理者には負担がないと思います。

性能保証が、如何にコスト削減が可能かわかっていただけたでしょうか?

性能設計

2011年11月17日 01時51分02秒 | 建築・土木
性能設計について

昨日、ある行政の方とお会いする機会があった。

軽く自己紹介のつもりで、自分の木材の防腐に関する考えを述べさせていただいた。

木材の防腐について、

20年前の私は、不思議でならなかった。建築をしている者にとって、屋外に出す木材は、腐って欲しくない。そこで、防腐剤入りの木材を使う「注入材」と言う木材だった。当然、「注入材」なのだから、腐らないはずだ。

注入材を加工販売する会社も「腐らない」という。

施工に当たって、注意点を聞く。

注入後の現場によるカットは、基本的にできない。と言うことだった。そうだなあ、注入してもそれは、木材の周りだけで、カットしてしまうと未処理部分が露出してしまい、腐ってしまう。仕口加工など大工に指示をして、加工したものを注入することにした。

しかし、現場でどうしても、カットしてしまうことがある。未処理部分が危ない!どうすれば良いのだろう???

注入材を加工販売する会社に再度、尋ねた。「持ってきてくれ」「???」

いや、たったの1本なのだ。何とかならないのか?例えば、そちらの注入液を少し分けていただくとか?

腐るものをお客様に渡すわけにはいかない、こちらも必死なのだ。しかし、注入材加工会社は、「ダメです」の一点張り??薬液を工場の外に出すことができないらしい。そうか!劇薬なんだ。毒性のある薬剤であることに気付く。

仕方がないので市販の木材保護塗料をカット部に塗布することにした。

防腐剤入りの木材は、「緑色」をしている。緑色は、好きになれない。木材は、木材本来の色が欲しい!!「薬液で透明はないか」と尋ねた。

「ある」との答え。あるんじゃん!!!はじめから言えよ!じゃあ透明をお願いします。と注文すると?

「あるのだが、防腐効果がない」という??

腐らないために注入しているのになぜ?防腐効果がないのか???

屋内用で屋外には、あまり、お勧めできないそうだ??それだと「緑色」しか、選択の余地はないのか?「そうだ」との答え??

「緑色でもしばらくすると色が落ちるから・・・」

おいおい?それなら、はじめから色の着いていない薬液でもいいじゃないか?と思うのだが・・・。「緑色が大切だから、緑色にしているんだろう」「・・・」

このようなやり取りをしていると「腐ったら、どうなるのだろう」と疑念が生じる。信用したくても、辻褄の合わない話なのだ。

すると「認定取得している」と言う答えが返ってきた。「認定品なら大丈夫だ」「JIS規格のグレード〇〇です」「JASの認定品です」「なら大丈夫だ」と考えた。

しかし、数年後、腐るのだ。腐る、腐る…。

認定品は何が基準で認定品なんだろう???結局、ある一定の注入状況を作り出すことが認定品の条件らしい。簡単に言うと木材の体積に対し薬液をどの量入れているかがグレードの判断材料なのだ。

しかし、私の扱う屋外の木材は、必ず、同じ環境ではない。条件が場所によってかなり異なるのだ。どんな、ところでも腐らないものでなければ、ならない。「そんな、認定品が欲しい」素朴な要求だ。JISのレベル4だ。JISに記載されている。

「そのグレードの薬液は、使用禁止なのです」「ええ!!」

不思議なことに最高に腐らない木材薬液は、現在使用禁止で流通していない・・・。

どんな環境でも腐らない木材は、ないと言うことになる。

知れば知るほど、疑念がわき、信用がなくなる・・・。

私は、腐らない木材をお客様に私たちだけなのに・・・。

考え方を変えようと思った。

腐らない木材を作っているところに「保証しろ」と言うことにした。どんな環境でも腐らない木材を・・・。そのかわり、その会社の条件を聞こう。簡単だ。実にシンプル。

要するに性能設計だ。こちらの条件は、薬剤は透明で、安全なものそして10年間保証をつけること

透明と言うことは、木材保護塗料が不要、安全なものとは、現場でも塗布が可能なもの、10年保証は、実績のあるものだ。

こちらの要求する条件をクリアーしたものが、選択の中に入ると言うことなのだ。

杉コレクション2011 その2

2011年11月16日 07時53分29秒 | 杉コレクション

杉コレクションは、杉に触れ合っていただく絶好の機会です。


これは、あの有名なピーマンザウルス改め、グリーンザウルスですね。



グランプリは、「おしりあい椅子」でした。

宮崎市内の主婦の方で30万円を見事にゲット!

発表のときには、驚きと感動で泣いていました。

今年のグランプリは、さまざまな意味で大きな転換が見られました。

主婦の方が受賞したこと。これは、どなたでも参加できると言うことです。単に図面がうまいとか、知識があるから、経験があるからという普通は、デザイナーとしての資質が大きい人が選ばれやすいコンペとは一線を画するものです。

素材が、地元にあり、作者と共同で作り上げることのできる「杉」それを可能にしたことを印象付けました。

思いのこもった作品が選ばれるということです。普通、デザインコンペは、機能性や快適性を求められます。しかし、グランプリの作品は、「つながり」「笑い」「優しさ」「温かさ」を感じさせてくれています。これは、作品を見た誰もが感じたことだと思うのです。

デザインを追求するとそれらを全て取り外してしまう方がデザインされているように感じますが、実は、今の日本人が求めているデザインの最先端は、グランプリのような作品にあるような気がしてならないのです。

欧米ではデザインされたかっこいいものを「COOL」と呼んでいますが、それは、日本人は別なものを求めていると思うのです。

作品に座って写真をとる会場の人を見て私は、そう直感しました。杉コレの行く未来を・・・。

杉コレクション2011  その1

2011年11月15日 05時52分53秒 | 杉コレクション
今年のスギコレの作品の作り方に今までと違う何かを感じた人はいただろうか?





今までのスギコレの作品






観て判るように作品を複数個作ることにしたのだ。

作品自体が小さいため、可能になったのだが、量産、商品化に近づく第一歩なのだ。


腹をすかせた中国が、世界を食べる

2011年11月14日 09時11分49秒 | 環境
米国は中国を養えるか?

レスター・B・ブラウンの論文は、いつも、刺激的だ。

最近、黄砂が、すごい。

これは、中国の農業国策の影響が出てきているためらしい。

中国が国策を転換すると世界の実情が変化するレスターの論文では、中国では穀物中心の作付にして大豆の作付をやめ、輸入によって消費するようにしたら、アルゼンチン、ブラジルなどでの大豆の生産量が倍増し、他の作付よりもダントツに増えているそうだ。

杉を通して育っていく日向のこどもたち

2011年11月09日 10時23分15秒 | 地元のこと
日向の子どもたちは、恵まれていると思う。

杉を使ったワークショップや授業を体験できるのだから・…。





こんな町は、日本中探してもどこにもないはず。



恵まれ過ぎると見えなくなるかもしれないけれど、私は、もっと、もっと子どもたちに杉に触れてもらいたい。


木橋を作っています。2

2011年11月08日 07時16分27秒 | 土木関連
尾鈴の遊歩道の木橋の工事です。

この日は、事前打ち合わせと言うことで歩いて現場へ行きました。



昔の森林鉄道トロッコ道です。



延長12m幅2mの橋です。



主要な構造体は、鋼製ですので木橋とは言えませんが、デッキ、手摺などを木製にします。






仮設の橋です。いつも流されているそうです。



こんな簡易な橋の方が、利用度は、高いと思います。

絶対に流れない橋を造るよりも、流れてもすぐに復旧できる橋という考え方も今の土木には必要です。