海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

杉床材のお手入れ方法

2013年04月29日 21時07分08秒 | 建築関連
杉の床が静かなブームです。



杉の床をどのようにお手入れをしますか?

通常は、軽い水拭きで構いません。よ~く絞った雑巾で拭いてください。

基本的には、木材の表面を油性のワックスな様なもので仕上げる方が、良いのですが、最近は、自然の素材のままでと言う方も多いです。

気持ちは判るのですが、杉の場合、表面が逆立ち危険なこともあります。これは、表面の乾燥による割れや反りに起因しています。

そこでお勧めは、米ぬかを袋に詰め、床や家具などを磨くとワックスの様な効果が得られます。

米ぬかで床のお掃除の方法は、米ぬかを木綿の少し厚手の布で作った袋に入れ、口をしっかりと閉じます。

この“米ぬか袋”で拭き掃除をする感覚で磨くと自然で美しいツヤが出ます。

米ぬかに含まれる脂肪分が艶を出し保護の役割を果たしてくれます。

何と言っても天然素材ですので、人体に悪影響が何もありません!

しかし、米ぬかをワックスに利用するには弱点があります。

実は、米ぬかは「乾きにくい」のです。

乾燥の速い自然塗料「キヌカ」を使うことを勧めています。

まだありますよ。

蜜蝋ワックスです。市販のモノもありますし、私のお客さんは、自分で作って塗っています。蜜蝋と油で大丈夫です。甘い匂いがします。

よく磨きこんだ床には、牛乳を塗りこんでも艶がでます。私の子どものころは、小学校の廊下をこれで清掃していました。臭いんですが杉の床がつるつるになりましたね。

米ぬかも、蜜蝋もそして、牛乳も基本は、木材の表面を保湿するようにすると言うことです。固まったたんぱく質や油脂によって水分をはじきくのですが、表面の保湿性を高めるのです。

このようなめんどくさい手間が本当はいるのです。

しかし、その手間を惜しんで別の素材にと言うことで塗装されたフローリングになって、合板のフローリングや木目がプリントされて建材になっていったのです。

最近は、浮づくりの床も多くなりました。気持ちが良いのです。

素足感は最高ですが、掃除がしにくいのです。掃除機でも上手く小さなごみが吸い取れません。

掃除機でも掃除できないゴミを掃除するには???

実は、箒が一番です。

それも本物の箒です。

岩手の寒い地方の風にあたった箒草が一番です。

昔の人は、誰もが知っていたのですが、忘れているようですね。

スギ床板 厚さ30mm

2013年04月23日 07時03分33秒 | 建築関連


最近、スギで床板を貼る方が増えてきました。

なぜでしょう?

一つは、柔らかさを体が求めているのです。

堅い床は、ひざの負担が大きいです。自然に柔らかい床が良くなるのは、堅い床で生活していしまうからです。日本人は、畳の生活が長かったからでしょう。

2つめは、匂いです。

スギの匂いは、精神的にリラックスします。自分の家でリラックスできなかったら、どこでリラックスするのでしょうか?匂いって重要な癒しアイテムです。

3つ目は、素足感でしょうか。触れても冷たくありません。厚さ30mmならなおさらです。断熱効果もありますが、それよりも触って気持ちが良いのです。

4つ目は、音です。堅い床は、部屋中に足音が響きますが、スギの床は、響かないのです。音を吸収してしまいます。

5つ目は、価格の安さでしょう。30mmのモノを貼ろうとするとまず、根太が不要になります。手間と根太の分だけ安くなる勘定です。

まだまだ、良いことがありますが、このような理由でスギの床材が増えてきているのです。

ちなみにこれは、宮崎県の高嶺木材さんの材です。

古切手ボランティア

2013年04月17日 10時05分12秒 | まちづくり・ボランティア



古切手ボランティア

青年会議所に入りたての頃、ボランティアとは?という課題に取り組みました。丁度、阪神淡路大震災の翌年だったと思います。

誰にでもできるボランティアと言うことで会社で古切手を集めることによってボランティア活動につながる情報を流しました。

もう、17年くらい経つんですね。

弊社では、それから古切手を集めています。・・・私ではなく事務の方が・・・。



そろそろ、貯まってきたので・・・と言うことで送ることにしました。

古切手1kgで600円の資金ができるそうです。この資金600円で3人がハザードマップ(防災地図)の作り方を学ぶ2日間の研修 を受けることができます。

東日本大震災の時にすぐに思ったのですが、もちろん、すぐに駆けつけてボランティアをすることも大切ですが、息の長い支援をしなければならないことも大切です。

短距離ランナーとマラソン選手が両立できないように2つのボランティア形態も両立は難しいことを知っています。

私たちは、どちらかと言うと後者ですね。

コツコツと地道に続けたいと思います。